アブダット【Avdat】
イスラエル南部、ネゲブ砂漠にある都市遺跡。ナバテア人によって建設され、紀元前3世紀から前2世紀にかけて乳香や没薬(もつやく)などの交易によって栄えた。古代ローマ、東ローマ帝国時代の浴場や神殿など...
アル‐バリード【Al Balid】
オマーン南部の都市サラーラにある古代遺跡。紀元前1300年から前300年頃にかけて港湾都市として栄えた。アラビア半島南部における乳香の重要な交易路にあり、シスル、ホールルーリ、ワディダウカの遺跡...
ウバール【Ubar】
オマーン南部、現在のシスルにあったとされる町。紀元前4世紀頃に乳香貿易で栄えたといわれる。
サラーラ【Salalah】
オマーン南部の都市。アラビア海に面する。7月から9月までの雨季には、ハリーフと呼ばれる南東からの季節風が吹くため、多くの避暑客が訪れる。同国第2の都市であり、貿易、工業が盛ん。市街東部の古代遺跡...
シスル【Shisr】
オマーン南部の町。サラーラの北約90キロメートル、ルブアルハーリー砂漠の南縁に位置する。紀元前4世紀頃に乳香交易で栄えたウバールという町があった場所とされ、1992年に要塞の壁や塔の遺跡が発見さ...
タカ【Taqah】
オマーン南部の港町。アラビア海に面する。オマーン国王カーブース=ビン=サイードの父が建造したタカ城、および母が埋葬されたイスラム寺院がある。また、市街東部には「乳香の土地」の名称で世界遺産(文化...
ナジラン【Najran】
サウジアラビア南西部の都市。イエメンとの国境近くに位置する。ワジに沿ってオアシスが広がり、古代より乳香交易の要地として栄えた。1930年代よりイエメンからサウジアラビア領になったため、イエメン風...
フランキンセンス【frankincense】
乳香のこと。古くから薫香料として珍重された。
ホール‐ルーリ【Khor Rouri】
オマーン南部の町。タカの東約7キロメートルに位置する。かつて乳香交易で栄えたサムフラムという町があった場所とされ、貯蔵庫、要塞、神殿の遺跡が見られる。アラビア半島南部における乳香の重要な交易路に...
マムシト【Mamushit】
イスラエル南部、ネゲブ砂漠にある都市遺跡。紀元前1世紀にナバテア人が建設し、乳香や没薬(もつやく)などの交易によって栄えた。宮殿、貯水池、市場などの遺構のほか、床面のモザイクが残る東ローマ帝国時...