へい‐ぞく【弊俗】
悪い風俗・習慣。弊風。弊習。
ほう‐ぞく【邦俗】
国の風俗・習慣。国風。
ぼん‐ぞく【凡俗】
[名・形動] 1 ありふれていてとりえのないこと。また、その人や、そのさま。「—な(の)考えに流れる」 2 煩悩(ぼんのう)にとらわれていること。また、その人。凡夫。「—の迷い」
みん‐ぞく【民俗】
古くから民間に伝承してきた風俗・習慣。
よう‐ぞく【庸俗】
平凡で取り柄のないこと。また、その人。凡庸。「一般—の如く」〈中村訳・自由之理〉
り‐ぞく【俚俗】
[名・形動]田舎びていること。また、そのさま。鄙俗(ひぞく)。「侍女(こしもと)の言葉なんどは頗る—なる言葉にして」〈逍遥・小説神髄〉
り‐ぞく【里俗】
地方の風俗。土地のならわし。
り‐ぞく【離俗】
[名](スル)世俗を離れること。
りゅう‐ぞく【流俗】
1 世間の風俗、習慣。「是れも世の中の—として遠方から眺めて居れば」〈福沢・福翁自伝〉 2 世俗の人。俗人。また、俗世間。「—の嗜欲(しよく)を遠ざけているかの様に」〈漱石・三四郎〉
りょう‐ぞく【良俗】
健全な風俗。よい慣習。「—を乱す」「公序—」