や‐びらき【矢開き】
武家で、男子が初めて狩猟で獲物をしとめたとき、その肉を調理し、餅(もち)をついて祝うこと。また、その儀式。矢開きの祝い。矢口祝い。
やまぐにのあき【山国の秋】
日本画家、東山魁夷の作品の一。東山が東京美術学校日本画科在学中の昭和4年(1929)、帝展に初めて出品し、入選した作品。
やまと‐いんせき【やまと隕石】
南極大陸のやまと山脈付近で発見された隕石(南極隕石)の総称。昭和44年(1969)に日本の南極観測隊により初めて9個の隕石が発見され、その後も裸氷上で発見が続いた。大陸中央の氷床が海岸に向かって...
やま‐びらき【山開き】
1 霊山などで、その年初めて登山・入山を許すこと。また、その日。開山(かいざん)。《季 夏》「この町の電車をかしや—/誓子」 2 山に新しい道をつくること。 3 江戸時代、江戸深川八幡宮別当永代...
やま‐やき【山焼(き)】
春の初めに、野山の枯れ木・枯れ草を焼くこと。害虫を殺し、灰が肥料になって、新しい草の生長を助ける。《季 春》
やり‐なお・す【遣り直す】
[動サ五(四)]改めて初めからする。「人生を—・す」「計算を—・す」
ゆい‐ぞめ【結(い)初め】
新年になって初めて髪を結うこと。初結い。初髪。《季 新年》
ゆうがお【夕顔】
源氏物語第4巻の巻名。また、その女主人公の名。初め頭中将(とうのちゅうじょう)に愛されて玉鬘(たまかずら)をもうけるが、のち光源氏の寵を受け、ある夜、物の怪(け)に襲われて急死する。 謡曲。...
ゆうき‐きょうじせいたい【有機強磁性体】
強磁性を示す有機化合物。平成3年(1991)に木下實、阿波賀邦夫により、世界で初めて有機分子のみで構成された物質で強磁性が確認された。
ゆうそう‐し【有巣氏】
古代中国の伝説上の聖人。鳥が巣を営むのを見て初めて人類に家を造ることを教え、禽獣(きんじゅう)の害を避けさせたという。