おおぐま‐ざ【大熊座】
北天にほぼ一年中見える星座。5月上旬の午後8時ごろ南中する。北斗七星を含み、そのα(アルファ)星とβ(ベータ)星を結ぶ線の延長に北極星がある。学名 (ラテン)Ursa Major
カシオペヤ‐ざ【カシオペヤ座】
北天の星座。12月上旬の午後8時ごろ南中する。五つの星がW形に並び、北極星を挟んで北斗七星と対している。名称はギリシャ神話のカシオペイアにちなむ。山形星。錨(いかり)星。カシオペイア座。学名 (...
きょく‐せい【極星】
天球の極の目印となる恒星。北極では小熊座のα(アルファ)星が北極星となるが、南極では相当する星はない。→北極星
きりん‐ざ【麒麟座】
北天の星座。北極星に近いので一年じゅう見えるが、明るい星がない。2月上旬の午後8時ごろ南中する。学名(ラテン)Camelopardalis
こぐま‐ざ【小熊座】
天の北極近くにある星座。小さなひしゃく形をつくり、α(アルファ)星は光度2.0等の北極星。一年じゅう見えるが、7月中旬の午後8時ごろ南中する。学名 (ラテン)Ursa Minor
ご‐とう【御灯】
1 神仏・貴人などの前にともす灯火。みあかし。 2 陰暦3月3日と9月3日に天皇が北辰(北極星)に灯火をささげる儀式。また、その灯火。みとう。「三月には三日の御節句、—、曲水の宴」〈太平記・二四〉
し‐び【紫微】
《「紫微垣(しびえん)」の略》中国古代の天文学で、天を三垣(えん)二八宿に分けた、その一。北極星を中心とした、小熊座・大熊座・竜座・カシオペヤ座などの星座群にあたり、天帝の住む場所とされた。転じ...
たい‐いつ【太一/泰一/太乙】
1 中国の古代思想で、天地・万物の生じる根源。宇宙の本体。 2 天を主宰する神の名。北極星の神格化されたもので、古代中国、特に漢代に崇拝された。 3 「太一星」に同じ。
たいいつ‐せい【太一星】
1 中国の天文学で、北極星をさす。ただし、古代では、北極星ではなく、小熊座β(ベータ)星が太一2の居所と考えられた。 2 陰陽道(おんようどう)で、北天を運行して兵乱・禍災・生死をつかさどるという星。
てん‐きょく【天極】
1 地軸の延長と天球との交点。 2 北極星。