いい‐まく・る【言い捲る】
[動ラ五(四)]相手が口出しできないくらいに口早に勢いこんで話す。まくし立てる。「自分の意見を—・る」
いろ・う【弄ふ/綺ふ】
[動ハ四] 1 かかわり合う。関与する。「例の忍ぶる道はいつとなく—・ひつかうまつる人なれば」〈源・松風〉 2 口出しする。干渉する。「いふかひなき者の秀(ひい)でて、—・ふまじき事に—・ひ」〈...
えっ‐そ【越俎】
《「荘子」逍遥遊の、料理人が仕事を怠けても、神官が俎(まないた)をうばって料理人の代わりをすることはないという故事から》自分の職分をこえて、他人の事にまで口出しや干渉をすること。
くち‐い・る【口入る】
[動ラ下二] 1 口出しをする。「ともかくも—・るべきことならず」〈源・夕霧〉 2 周旋する。仲立ちをする。「しりにこのことに—・れたる人と乗せてやりつ」〈かげろふ・下〉
くち‐いれ【口入れ】
[名](スル) 1 中に立って両者の間を取り持つこと。また、奉公口や縁談などの世話をすること。また、その人。 2 横合いから口出しをすること。「いささか—を申したりけるを、俊頼腹だたしき気色にて...
嘴(くちばし)を容(い)・れる
自分とは直接関係のないことに横から口出しをする。容喙(ようかい)する。「人のすることにすぐ—・れたがる」
口(くち)を出(だ)・す
分を越えて意見を言う。口出しをする。「横から—・す筋合いではない」
く‐にゅう【口入】
[名](スル) 1 口を挟むこと。干渉すること。また、その人。口出し。「法皇去年の冬より政に御—もなく」〈著聞集・三〉 2 間に立って世話をすること。また、その人。仲介。くちいれ。「跡は火に成る...
こ‐うるさ・い【小煩い】
[形][文]こうるさ・し[ク]何かにつけうるさい。いちいち口出ししたりつきまとったりして、わずらわしい。「—・く小言を言う」
言葉(ことば)の先(さき)を折(お)・る
口出しをして、人の話をさえぎる。「御用意よくば早お立ちと、申す言葉の先折って、輝国殿、何おっしゃる」〈浄・手習鑑〉