すっぽん【鼈】
1 カメ目スッポン科の爬虫(はちゅう)類。淡水産のカメで甲長約35センチ。甲はほぼ円形で軟らかく、暗青灰色。くびが長く、吻(ふん)部は管状。あごの力が強く、よくかみつく。北海道を除く日本各地、朝...
すな‐まき【砂撒き】
通行人に砂をまきかけるという妖怪。全国に伝承がみられ、姿により「砂撒き狸(だぬき)」「砂かけ婆(ばば)」などとよばれる。
スペクター【specter】
お化け。恐ろしい妖怪や幽霊など。
そうじんき【捜神記】
中国、六朝時代の志怪小説集。20巻本と8巻本が伝わる。東晋の干宝(かんぽう)の編。神仙・鬼神妖怪・死者の再生・動物の報恩復仇などの伝説や怪談を収める。
ぞく‐しん【俗信】
自然現象などに対する観察・経験・解釈から起こり蓄積された知識。予兆・禁忌・呪術・卜占(ぼくせん)・憑(つ)き物・妖怪など。
ちみ‐もうりょう【魑魅魍魎】
《「魍魎」は山川・木石の精霊》いろいろな化け物。さまざまな妖怪変化(へんげ)。「—が跋扈(ばっこ)する」
ちゃたて‐むし【茶立虫/茶柱虫】
チャタテムシ目の昆虫の総称。体長約5ミリで、軟弱。かむ口をもち、触角は糸状。翅(はね)は膜質で脈が少ないが、翅をもたないものもある。不完全変態。樹幹などにすみ、室内にもいる。室内種に、腹を物にぶ...
ちゅう‐のり【宙乗り】
歌舞伎で、役者の身体を宙に吊(つ)り上げて、舞台や花道などの上を移動させる演出。また、その装置。妖怪・妖術使いなどに用いる。上方では宙吊りという。
てん‐ぐ【天狗】
1 深山に住むという妖怪。山伏姿で、顔が赤くて鼻が高く、背に翼があり、手には羽団扇(はうちわ)・太刀・金剛杖を持つ。神通力があって、自由に飛行するという。鼻の高い大天狗や烏天狗などがある。各地に...
どろ‐どろ
[副] 1 遠くの方で鳴りわたる雷や大砲などの音を表す語。「遠くで—(と)雷鳴がとどろく」 2 大勢の人が一度に騒がしく移動するさま。どやどや。ぞろぞろ。「紳士の一行が—と此方(こちら)を指し...