おおむろ‐やま【大室山】
静岡県伊豆半島東岸、伊東市南部にある円錐(えんすい)形の火山。標高580メートル。頂上に直径300メートル、深さ70メートルのすり鉢形をした火口がある。山麓は海岸まで溶岩台地がのび、先端に城ヶ崎...
おかし
平安時代、「もののあわれ」と並ぶ美的理念の一。枕草子の主調美で、知的興味をそそられる感覚的、直観的な明るい情趣。室町時代以降は、こっけいの意で用いられ、狂言・俳諧・狂歌などの笑いの文学の底流とな...
おかやすぎぬた【岡康砧/岡安砧】
箏曲(そうきょく)。山田流。手事物。作曲者不明。一説に、享保・元文年間(1716〜1741)に岡安小三郎が作曲したという。胡弓(こきゅう)の曲に編曲されて伝えられ、明治20年ごろ、山室保嘉が箏曲...
おが【大鋸】
《「おおが」の音変化》板ひき用の大形の鋸(のこぎり)。二人でひく縦びき用のものが室町時代に中国から伝来し、江戸時代には一人でひく前挽(び)き大鋸ができて普及した。おおが。→鋸(のこぎり)
おがさわら‐りゅう【小笠原流】
1 ㋐武家礼式の一派。室町時代、足利義満の臣小笠原長秀が制定。以後、武家の正式の礼法とされた。明治以後、学校教育にも取り入れられ、特に女子の礼式として広く用いられた。 ㋑俗に、堅苦しい礼儀作法の...
おき‐びき【置(き)引き】
[名](スル)置いてある他人の荷物を持ち逃げすること。また、その者。「駅の待合室で—される」
おく‐ごてん【奥御殿】
江戸時代、将軍・大名などの屋敷で、奥のほうにある建物。居間・寝所、また夫人・側室などの住まいにあてた。
おく‐ぼうず【奥坊主】
江戸幕府の職名。江戸城内の茶室を管理し、将軍や大名・諸役人に茶の接待をした坊主。
おこし‐え【起(こ)し絵】
建物・樹木・人物などを切り抜いて枠の中に立てると、風景・舞台などが立体的に再現されるようになっている絵。茶室の絵図面などに用いられたが、もともとは子供のおもちゃ。組立灯籠(くみたてとうろう)。立...
おし・える【教える】
[動ア下一][文]をし・ふ[ハ下二] 1 知識・学問・技能などを相手に身につけさせるよう導く。教育する。教授する。「英語を—・える」「イヌに芸を—・える」「学校では三年生を—・えている」 2 知...