ぶっこく‐じ【仏国寺】
大韓民国、慶尚北道慶州市吐含(とがん)山麓にある寺。528年、新羅法興王の勅建と伝える。多宝塔などの石造遺構は新羅文化の最盛期を示す。1995年、付近の石窟庵とともに世界遺産(文化遺産)に登録さ...
ぶ‐ねん【不念/無念】
[名・形動]注意が足りないこと。考えが足りないこと。また、そのさま。不注意。「お前さんに黙って公債証書を民蔵に渡したのは妾の—だが」〈魯庵・社会百面相〉
ぶん‐しつ【文質】
《「文」はかざりの意》外見の美と内面の実質。表に現れたすぐれた学識・態度・容貌と、内側の素朴な人柄。また、形式と内容。「賢愚—の等しからざるも」〈幻住庵記〉
ぶん‐と【聞睹】
[名](スル)聞いたり見たりすること。見聞。「時俗の廃頽するを—する毎に」〈魯庵・社会百面相〉
へい‐しょう【嬖妾】
気に入りのめかけ。愛妾。「隣房豪傑の—旦那どのに酌をしながら」〈魯庵・社会百面相〉
へい‐そく【屏息】
[名](スル) 1 息を殺してじっとしていること。「敵艦依然港内に—して」〈独歩・愛弟通信〉 2 おそれて身を縮めること。「一片の命令の下に操觚者(そうこしゃ)は—し」〈魯庵・「破垣」に就て〉
へい‐にん【平人】
普通の人。なみの人間。へいじん。「—の眼には五光が射すものと見えて」〈魯庵・社会百面相〉
ペンテコステ【(ギリシャ)pentēkostē】
《50日目の意》 1 ユダヤ教の三大祭の一。過ぎ越しの祭から7週過ぎた50日目にあたり、穀物の収穫と神から律法を授けられたことを感謝する祭り。五旬節。→仮庵の祭 →過ぎ越しの祭 2 キリスト教で...
ほうじょうき【方丈記】
鎌倉前期の随筆。1巻。鴨長明著。建暦2年(1212)成立。仏教的無常観を基調に、大風・飢饉(ききん)などの不安な世情や、日野山に閑居した方丈の庵(いおり)での閑寂な生活を、簡明な和漢混交文で描く。
ほうとう‐こうめん【蓬頭垢面】
ひどく乱れた頭髪とあかで汚れた顔。なりふりに無頓着でうすぎたないこと。「—の老書生風」〈魯庵・社会百面相〉