し‐だ・す【仕出す/為出す】
[動サ五(四)] 1 しはじめる。とりかかる。「ようやく仕事を—・す」 2 注文に応じて、料理を作って届ける。「精進料理を—・す」 3 「しいず1」に同じ。「かたのごとく御湯—・いてまゐらせたり...
しのぶ‐わげ【忍ぶ髷】
女性の髪形の一。頭上に髻(もとどり)を立て、毛先を二つに分けて両側に広げ、髷(まげ)を作る。享保(1716〜1736)のころ、若女形中村千弥が「御所桜堀河夜討」の信夫(しのぶ)の役に用いたかつら...
しも‐ごしょ【下御所】
将軍家または大臣家以上の公卿の家で、隠居した者が数人いる場合、その年の若い者。→上(かみ)御所 →中(なか)御所
しも‐づかえ【下仕え】
院の御所や親王家・摂関家などに仕えて雑用を務めた女。
しょうれん‐いん【青蓮院】
京都市東山区粟田口(あわたぐち)にある天台宗の寺。天台三門跡寺院の一。比叡山東塔南谷にあった青蓮坊が12代行玄のとき、青蓮院となったのに始まる。仁平3年(1153)鳥羽院が本坊のほかに白川坊舎を...
しらかわ‐どの【白河殿】
京都市左京区にあった白河法皇の御所。藤原良房の山荘。のち、この地に法勝寺(ほっしょうじ)が建てられた。
しらとり‐の‐みささぎ【白鳥陵】
日本武尊(やまとたけるのみこと)の墓。死んで白鳥になったという伝説から名づけられた。伊勢国能褒野(のぼの)(三重県亀山市)の陵、大和国琴弾原(ことひきのはら)(奈良県御所(ごせ)市)の陵、河内(...
じしん‐の‐ま【地震の間】
地震の際に避難する所として設けられた部屋。鎌倉・京都の将軍の御所、江戸城などに造られた。
じつげつしきず【日月四季図】
東京赤坂にある東宮御所の大広間の壁画。日本画家、東山魁夷の作品で、昭和35年(1960)に完成。
じみょういん‐とう【持明院統】
鎌倉後期から南北朝時代にかけて、大覚寺統と皇位を争った後深草天皇の系統。南北朝時代は北朝として南朝と対立したが、元中9=明徳3年(1392)南朝を合わせ、以後皇位を継いだ。後深草天皇が譲位後、京...