わ‐とじ【和綴じ】
印刷した和紙を二つ折りにし、1冊にまとめて右側を糸でとじる製本様式。また、その書物。大和綴じ・四つ目綴じ(明朝綴じ)・麻の葉綴じなどがある。
わ‐よ【和与】
1 中世の訴訟解決法の一。幕府の裁決に至る以前に訴訟の当事者間で和解すること。和談。 2 中世、相続人または他人に対する無償譲与。 3 折り合いをつけること。「—して命は生きたれども」〈盛衰記・三七〉
わ‐よう【和様】
1 日本固有の様式。日本式。日本流。和風。 2 書道で、日本風の書体。平安中期、小野道風(おののとうふう)に始まり、藤原行成(ふじわらのゆきなり)の世尊寺流によって大成。法性寺(ほっしょうじ)流...
わり‐ご【破り子/破り籠/樏】
1 ヒノキの白木の薄板で折り箱のように作り、中に仕切りを設け、かぶせ蓋(ぶた)にした容器。弁当箱として用いた。 2 1に入れた携帯用の食物。弁当。「奈島の丈六堂のへんにて、ひる—食ふに」〈宇治拾...
わり‐ぬい【割(り)縫い】
裁縫で、中表に縫った縫い代(しろ)を、縫い目から左右に割って折り返すこと。
わり‐ピン【割(り)ピン】
断面が半円形の針金を、平らな方を内側にして折り曲げたピン。接合部の穴に通してから両端を開き曲げてとめる。ブラッド(brad)。
わろ・し【悪し】
[形ク]《他より劣っている、普通以下である、の意で、一定の水準以下であるさまを表す》 1 程度が低い。質が悪い。よくない。「いと—・かりしかども、…この花を折りてまうで来たるなり」〈竹取〉 2 ...