みず‐き【瑞木】
みずみずしい若木。
みそ‐ぎ【御衣木】
神仏の像を作るのに用いる木材。「ちはやぶる香椎(かしひ)の宮のあや杉は神の—に立てるなりけり」〈新古今・神祇〉
みつば‐うつぎ【三葉空木】
ミツバウツギ科の落葉低木。山林中に自生。葉は対生し、先のとがった長卵形の3枚の小葉からなる。初夏、白い5弁花を円錐状につけ、花はあまり開かない。実は矢羽根形で薄い。若葉は食用になる。こめのき。
みなれ‐ぎ【水馴れ木】
水に浸って十分に水になじんでいる木。「—に塩やくあまの程よりは煙の高きものをこそ思へ」〈相模集〉
みや‐ぎ【宮木】
《「みやき」とも》 1 宮殿・神殿を造営するための用材。「—引く泉の杣(そま)に立つ民の休む時なく恋ひ渡るかも」〈万・二六四五〉 2 宮殿の樹木。「荒れにけり志賀の都の秋風に一人や月の—守(も)...
みやつこ‐ぎ【造木】
ニワトコの古名。〈和名抄〉
みやま‐ぎ【深山木】
奥深い山に生えている木。「—にねぐら定むるはこ鳥もいかでか花の色にあくべき」〈源・若菜上〉
みやま‐はんのき【深山榛の木】
カバノキ科の落葉低木または高木。本州中部地方から北にみられ、高さ2〜10メートル。葉は楕円形で、縁に細かいぎざぎざがあり、裏面が粘つく。5、6月ごろ、尾状の雄花穂と短い円柱状の雌花穂とをつける。
むぎ‐おすき【麦押す木】
「麺棒(めんぼう)」に同じ。
むく‐の‐き【椋の木/樸の樹】
アサ科の落葉高木。山地に生え、高さ約20メートル。葉は卵形で、縁にぎざぎざがある。5月ごろ、淡緑色の雄花と雌花とが群がり咲く。実は球形で黒く熟し、食べられる。関東以南に分布。材は器具などに、ざら...