けい‐ついほう【軽追放】
江戸幕府の刑罰の一。はじめ武士・庶民とも居住国・犯罪国のほか、江戸10里四方・京・大坂・東海道道筋・日光道中へ入ることを禁じられたが、のち、百姓・町人は居住国・犯罪国・江戸10里四方に限られた。...
けしょう‐でん【化粧田】
中世および近世初期、上級武士の家で娘が嫁ぐとき、化粧料として持参した田地。江戸時代には農民の娘が嫁ぐ場合にもあった。けしょうだ。けわいだ。
けな‐げ【健気】
[形動][文][ナリ]《「けなりげ」の音変化。普通とは異なって格別であるさまの意から》 1 殊勝なさま。心がけがよく、しっかりしているさま。特に、年少者や力の弱い者が困難なことに立ち向かっていく...
け‐にん【家人】
1 律令制での賤民の一。私有民であるが奴婢(ぬひ)よりは身分が上で、家族と生活することが許された。 2 平安時代、貴族や武士の棟梁(とうりょう)に隷属した侍。 3 「御家人(ごけにん)」に同じ。...
けびい‐し【検非違使】
1 平安初期に設置された令外(りょうげ)の官の一。初め京都の犯罪・風俗の取り締まりなど警察業務を担当。のち訴訟・裁判をも扱い、強大な権力を持った。平安後期には諸国にも置かれたが、武士が勢力を持つ...
けん‐ち【検知/見知】
[名](スル) 1 機器などを使って検査し、故障などを知ること。「ガス漏れを—する」「—器」 2 (見知)実際に目で見て知ること。目で見て心に悟ること。「端より尾に至るまで備さに之を—するを得る...
げ‐ほくめん【下北面】
北面の武士のうち、六位の者。かほくめん。→上北面
げんぺい‐じだい【源平時代】
源氏と平氏が武士の二大勢力として覇を争った時代。11世紀末から源頼朝が武家政権を確立する12世紀末までの約100年間をいう。
げんろくはなみおどり【元禄花見踊】
歌舞伎舞踊。長唄。本名題「元禄風花見踊」。竹柴瓢助(たけしばひょうすけ)作詞、3世杵屋正次郎(きねやしょうじろう)作曲。明治11年(1878)東京新富座初演。元禄時代の上野の山の花見を題材に、遊...
こい‐じに【恋い死に】
[名](スル)恋い焦がれて死ぬこと。焦がれ死に。「可惜(あたら)武士(もののふ)の—せん命を思えば」〈樗牛・滝口入道〉