すいさんか‐バリウム【水酸化バリウム】
酸化バリウムを水中に投じて得られる白色の粉末。水溶液はバリタ水といい、強アルカリ性で、二酸化炭素を吸収すると炭酸バリウムの白色沈殿を生じる。分析用試薬・バリウム石鹸製造・有機合成などに利用。化学...
すいさんかぶつ‐イオン【水酸化物イオン】
水酸基のイオン。一価の陰イオンであり、水酸化ナトリウムや水酸化カリウムの水溶液などに生成し、塩基性を示す。化学式OH− 水酸イオン。
すいそ‐イオン【水素イオン】
水素原子が電子1個を失ってできた一価の陽イオン。記号H+ 水溶液中ではオキソニウムイオンH3O+として存在。
すい‐わ【水和】
水溶液中の分子またはイオンあるいは分散したコロイド粒子などが、溶媒の水分子と相互作用して集団をつくる現象。水分子との相互作用が強いために化合物を生成するときは、かつて水和(すいか)、あるいは水化...
すいわ‐すい【水和水】
水溶液中や結晶中で、分子またはイオンと強い相互作用で結び付いた水分子の総称。
すず‐じゅ【錫樹】
錫イオンの水溶液から析出した金属樹(樹枝状結晶)。
せい‐さん【青酸】
シアン化水素、およびその水溶液の俗称。
せいしんとう‐まく【正浸透膜】
海水の淡水化や果汁の濃縮などに利用される半透膜。高濃度の溶液と低濃度の溶液を半透膜で隔てると、低濃度側の水分子のみが高濃度側に透過し、低濃度側の水溶液が濃縮される。FO膜。→逆浸透膜
せっかい‐すい【石灰水】
水酸化カルシウムの飽和水溶液。強いアルカリ性を示し、二酸化炭素を通じると炭酸カルシウムを生じて白濁する。
せっ‐けん【石鹸】
洗剤の一種で、ふつう、ステアリン酸・パルミチン酸など高級脂肪酸のナトリウム塩またはカリウム塩。動植物の油脂を苛性(かせい)アルカリで鹸化するか、脂肪酸をアルカリで中和して作る。水溶液は水の表面張...