へぐら‐じま【舳倉島】
石川県輪島市の沖合約50キロにある島。アワビ・サザエ・テングサなどの漁場。夏季に海女が移住する風習で知られた。
へご【桫欏/杪欏】
ヘゴ科の常緑の木生シダ。高さ約10メートル、直径約30センチに達する。幹の頂に、長さ約2メートルの羽状に裂けている葉が数枚、傘状に広がってつく。日本では九州・沖縄・小笠原などに分布。幹を装飾品、...
へし【圧し】
[名]《動詞「へ(圧)す」の連用形から》 1 圧力を加えること。押すこと。また、おもし。 2 手加工用鍛造工具の一。熱した金属に当ててハンマーでたたき、平らにならしたり、穴をあけたりするのに用...
へた【辺/端】
[名]へり。ほとり。はた。特に、海べ。波うちぎわ。「近江(あふみ)の海—は人知る沖つ波君をおきては知る人もなし」〈万・三〇二七〉 [接尾]名詞のあとに付き、その側面、その方面の意を表す。促音...
へ‐つ‐かぜ【辺つ風】
《「つ」は「の」の意の格助詞》海岸を吹く風。「われ沖つ風—を起(た)てしめ」〈神代紀・下〉
へ‐つ‐なみ【辺つ波】
《「つ」は「の」の意の格助詞》岸べに打ち寄せる波。「沖つ波来寄る白玉—の寄する白玉求むとそ君が来まさぬ」〈万・三三一八〉
へ‐つ‐も【辺つ藻】
岸辺の近くに生えている藻。海辺の藻。へつもは。「沖つ波—巻き持ち寄せ来とも君にまされる玉寄せめやも」〈万・一二〇六〉
へど‐みさき【辺戸岬】
沖縄県、沖縄本島最北端にある岬。国頭(くにがみ)郡国頭村に属する。岬一面は平坦で、先端は高さ約10メートルの絶壁。晴天の日には北方海上約23キロメートルの鹿児島県の与論島をのぞむことができる。突...
へ‐なみ【辺波】
岸べに打ち寄せる波。へつなみ。「沖つ波—立つとも我(わ)が背子がみ舟の泊まり波立ためやも」〈万・二四七〉
へのこ【辺野古】
沖縄県名護市の地名。太平洋に面し、沖合いにはジュゴンが生息する。長閑(のどか)な農村だったが、昭和30年代に米軍基地キャンプ・シュワブが建設され、開発が進んだ。東端の辺野古崎沿岸に、普天間(ふて...