うき‐ごけ【浮苔】
ウキゴケ科の苔類。湿地や水中に自生。多数密集し、葉状体は長さ1〜5センチ、幅1ミリほどの線形で、二またに分かれ、内部は気室が発達。
うきしま‐が‐はら【浮島ヶ原】
静岡県東部、愛鷹山(あしたかやま)南麓の田子ノ浦に沿う低湿地。富士川の戦いの際、平維盛(たいらのこれもり)の軍勢が水鳥の羽音に驚いて逃げた所という。[歌枕]「富士の嶺にめなれし雪の積もりきておの...
うし‐あぶ【牛虻】
アブ科の昆虫。体長約2.5センチ。体は扁平で灰黒色。牛や馬の血を吸う。幼虫は湿地に生活しミミズなどを捕食。近縁のアカウシアブを含めていうこともある。《季 春》
うし‐の‐しっぺい【牛の竹篦】
イネ科の多年草。湿地に生え、高さ50〜70センチ。葉は白緑色で細長く、夏から秋、紅紫色の細い円柱状の穂を出す。
ウスルタン【Usulután】
中央アメリカ、エルサルバドル南東部の都市。ウスルタン県の県都。ウスルタン山の南麓に位置する。周辺には農地が広がり、サトウキビ、穀物、コーヒーを産する。太平洋岸のヒキリスコ湾自然保護区は広大なマン...
うち‐ぬま【内沼】
宮城県北部にある沼。面積0.98平方キロメートル、最大深度1.6メートルの低湿地湖沼。ハクチョウ・ガンなどが毎年飛来する。「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として、国の天然記念物に指定されて...
うめばち‐そう【梅鉢草】
ニシキギ科の多年草。山地の日当たりのよい湿地に生え、高さ10〜40センチ。根元から、長い柄のある円形の葉が多数出る。夏から秋に梅に似た白い5弁花を開く。《季 夏》
うらうち‐がわ【浦内川】
沖縄県、西表(いりおもて)島中央部を流れる川。北東部にある同島最高峰古見(こみ)岳(標高469メートル)に源を発し、亜熱帯の密林をぬって北西流して浦内で東シナ海に注ぐ。長さ約19キロで島内最長の...
うら‐ぎく【浦菊】
キク科の越年草。海岸の湿地に生え、高さ約1メートル。茎は直立し、赤みを帯びる。葉は披針(ひしん)形。秋、周囲が紫色で中心が黄色の頭状花を多数つける。実には長い白い毛がある。浜紫苑(はましおん)。
うわつち‐けん【上土権】
他人の持つ湿地などを開墾して田畑とした場合に、開墾者が地表についてもつ慣習上の利用権。現行民法上、判例・通説はこの権利を認めない。→底土権(そこつちけん)