かん‐りゅう【乾留/乾溜】
[名](スル)固体の有機物を、外気を遮断して加熱分解し、揮発成分と不揮発成分とに分ける操作。石炭乾留・木材乾留など。
ざん‐りゅう【残溜】
残ってたまるもの。残りのしずく。「今引いて行った波の—の黄なるを踏んで」〈蘆花・自然と人生〉
しんくう‐じょうりゅう【真空蒸留】
⇒減圧蒸留
じょう‐りゅう【蒸留/蒸溜/蒸餾】
[名](スル)液体を沸騰するまで加熱あるいは減圧して蒸発させ、その蒸気を冷やして再び液体にすること。液体の精製、混合液体の分離などに用いる。「天然水を—する」
ちょ‐りゅう【貯留/瀦溜】
[名](スル)水などがたまること。また、ためること。「而して此一里の間は、皆—せる沼沢の水のみ」〈鴎外訳・即興詩人〉
はきだめ【塵溜】
川路柳虹による口語詩。明治40年(1907)9月、「詩人」誌に発表。日本初の口語自由詩とされる。
ぶん‐りゅう【分留/分溜】
[名](スル)「分別蒸留(ぶんべつじょうりゅう)」の略。
りゅう【溜】
[人名用漢字] [音]リュウ(リウ)(漢) [訓]たまる ためる 1 したたる。「溜滴」 2 水などがたまる。「溜飲/瀦溜(ちょりゅう)」 3 蒸発分を冷却して成分を分離・精製する。「乾溜・蒸溜...