ま‐ほ【真帆】
《「まぼ」とも》追い風を全面に受けて十分に張った帆。→片帆(かたほ)
ま‐ほ【真秀/真面】
[名・形動ナリ] 1 よく整って十分なこと。完全なこと。また、そのさま。和歌では多く「真帆」に掛けて使われる。⇔偏(かたほ)。「しなてるや鳰(にほ)の湖に漕ぐ舟の—ならねども逢ひ見しものを」〈源...
ま‐ぼし【真星】
的(まと)の中央の丸い点。
ま‐ぼや【真海鞘】
尾索類のホヤの一種。体は卵形で、体長約15センチ、赤橙色。表面は円錐状の突起で覆われ、下端の突起で岩などに付着する。北海道南部から南に分布。食用とし、三陸沿岸では養殖もされる。
まま【真間】
千葉県市川市の地名。江戸川に注ぐ真間川沿いにあり、真間の手児奈(てこな)の伝説地。
ま‐まき【真巻(き)/細射】
「真巻き弓」「真巻き矢」の略。
ままき‐や【真巻(き)矢】
真巻き弓に用いる矢。
ままき‐ゆみ【真巻(き)弓】
弓幹(ゆがら)の木に竹を添えて作った弓。的弓として用いた。
まま‐の‐つぎはし【真間の継橋】
千葉県市川市真間にあった継橋。[歌枕]「かき絶えし—踏み見れば隔てたる霞も晴れて迎へるがごと」〈千載・雑下〉
まま‐の‐てこな【真間手児奈】
《「ままのてごな」とも》下総(しもうさ)国葛飾(かつしか)(千葉県市川市真間)に住んでいたという伝説上の女性。万葉集の山部赤人・高橋虫麻呂の歌によると、多くの男性の求婚にたえられず、真間の海に入...