なしじ‐おり【梨子地織(り)】
布の表面に縮緬(ちりめん)のしぼのようなものを出し、梨の実の表皮に似た外観をもたせた織物。婦人子供服地・着尺地・半襟(はんえり)などに用いる。花崗織(みかげお)り。
ナッピング【napping】
織物の表面に毛羽を立てる仕上げ加工のこと。主にウール・フランネル生地、毛糸製品に与える仕上げのことをいう。
ななこ‐おり【魚子織(り)】
数本ずつ並んだ縦糸と横糸を平織りにしたもので、織物の表面が魚卵のように粒だった絹織物。羽織地などに用い、京魚子・桐生(きりゅう)魚子などがある。
なみ‐の‐あや【波の綾】
さざ波の立つさまを綾織物に見立てた語。「御几帳の裾ども川風に涼しさまさりて、—もけざやかに見えたるに」〈栄花・初花〉
なんぶ‐おり【南部織】
南部地方から産する紬(つむぎ)・縮緬(ちりめん)などの織物。
なんぶ‐じま【南部縞】
南部地方から産する絹の縞(しま)織物。
ナーグプル【Nagpur】
インド西部、マハラシュトラ州の都市。18世紀初頭、ゴンド王国により建設。英国統治時代は中央州の州都となった。同州東部の行政の中心で、デカン高原の交通の要地。綿織物工業が盛ん。オレンジの名産地。人...
にしき【錦】
1 種々の色糸で地色と文様を織り出した織物の総称。縦糸で文様を表した経錦(たてにしき)と、横糸で表した緯錦(よこにしき)のほか、唐錦(からにしき)・大和錦などがある。 2 美しいもの、りっぱなも...
にしき‐がわ【錦革】
織物の錦に似せて文様を染め出した鹿革。
にしじん‐おり【西陣織】
京都の西陣から産出する織物の総称。主として錦(にしき)・繻子(しゅす)・金襴(きんらん)・緞子(どんす)などの高級絹織物をいう。西陣。