うち‐あが・る【打(ち)上(が)る】
[動ラ五(四)] 1 低い所から高い所に上がる。「花火が—・る」 2 水中から陸上に上がる。「濤(なみ)は砂浜を洗うて—・った藻草をもみ砕こうとする」〈寅彦・嵐〉 3 地位などが高くなる。また、...
うち‐ころ・す【打(ち)殺す】
[動サ五(四)] 1 たたき殺す。「棒で—・す」 2 (「撃ち殺す」「射ち殺す」とも書く)弾丸や矢を命中させて殺す。「銃で—・す」 3 表に出ないように感情などを抑える。「よし事実に棒を引いたっ...
うち‐しお・れる【打ち萎れる】
[動ラ下一][文]うちしを・る[ラ下二] 1 草木が生気なくしぼんだ状態になる。「炎天続きで庭の草花が—・れる」 2 気力がくじける。しょげかえる。「伴侶を失い見る影もなく—・れる」 3 衣服が...
うち‐だ・す【打(ち)出す】
[動サ五(四)] 1 ㋐太鼓などを打ちはじめる。「鐘を—・す」 ㋑(「撃ち出す」とも書く)鉄砲などを打ちはじめる。また、弾丸などを打って出す。「大砲を—・す」 2 金属などを裏から打って模様を表...
うち‐なび・く【打ち靡く】
[動カ四] 1 草や髪などが、風になびく。「穂先の蘇枋(すはう)にいと濃きが、朝霧にぬれて—・きたるは」〈枕・六七〉 2 人が横になる。「うつせみの世の人なれば—・き床に臥(こ)い伏し」〈万・...
うち‐なびく【打ち靡く】
[枕]茂った春の草木がなびく意から、「草」「春」にかかる。「—草香(くさか)の山を夕暮れに」〈万・一四二八〉
うち‐の‐おおの【宇智の大野/内の大野】
奈良県五條市の吉野川沿いにあった野。古代の猟地。宇智の野。[歌枕]「たまきはる—に馬並(な)めて朝踏ますらむその草深野」〈万・四〉
うちモンゴル‐じちく【内モンゴル自治区】
中国北部、モンゴル高原の南部を占める自治区。1947年成立。北はモンゴル国、南は万里の長城に接し、西にゴビ砂漠がある。区都はフフホト(呼和浩特)。大部分が草原で、農業・牧畜が行われる。人口238...
うちょう‐らん【羽蝶蘭】
ラン科の多年草。山地の岩場などに生え、高さ10〜20センチ。葉は線形。6、7月ごろ、長い距(きょ)をもつ紅紫色の花が咲く。いわらん。
うっ‐こ【鬱乎】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 草木の盛んに茂っているさま。「—たる森林」 2 物事が盛んなさま。「—たる勢力を誇る」