主(ぬし)ある詞(ことば)
歌学で、特定の個人が創始した秀句で、歌に詠み込むのを禁じられた句。例えば、西行の「すずしくくもる」、定家の「雪の夕ぐれ」など。
のっ‐と【祝詞】
《「のりと」の音変化》 1 能で、神仏に祝詞(のりと)として捧げる謡。また、その初めに奏する囃子(はやし)。 2 歌舞伎下座音楽の一。神仏に祈祷(きとう)するとき、大鼓・小鼓・能管で奏する。 3...
の‐と【祝詞】
《「のっと(祝詞)」の促音の無表記》「のりと」に同じ。「御舟ごとに—申して、一たびに御はらへする程に」〈宇津保・菊の宴〉
のり‐と【祝詞】
儀式など改まった場面で、神を祭り、また、神に祈るときに神前で唱える古体の言葉。現存する最古のものは「延喜式」所収の27編と、藤原頼長の日記「台記」所収の中臣寿詞(なかとみのよごと)1編。のっと。...
はさみ‐ことば【挟み詞/挿み語】
1 文章の間に挟み込む言葉。挿入句。 2 江戸時代、多く遊里で行われた隠語の一種。言葉の各音節の間に、他の音節を挟んでいうもの。ふつう前の音と同じ段のカ行の音節を挟む。「あきれたひと」を「あカき...
はたらき‐ことば【働き詞】
活用のある自立語。用言。特に、動詞。
はち‐ひんし【八品詞】
英文法などで行われている伝統的な八つの品詞分類。名詞・代名詞・形容詞・動詞・副詞・前置詞・接続詞・間投詞の称。
はな‐ことば【花言葉/花詞】
一つ一つの花に、それぞれふさわしい象徴的な意味をもたせたもの。バラは愛情、白ユリは純潔など。
はやし‐ことば【囃子詞】
歌謡などで、歌詞の本文とはなれて、歌い出しの部分や中間・終わりに調子をとるためにさし入れる言葉。
はん‐し【判詞】
歌合わせ・句合わせなどで、判者が優劣・可否を判定して述べる言葉。はんのことば。