しん‐カントがくは【新カント学派】
《(ドイツ)Neukantianer》カント批判哲学の復興を目指した哲学の一派。19世紀後半、ドイツでリープマンの「カントに帰れ」の呼びかけに始まった。認識批判を主要課題としながらも、論理主義的...
シンタックス【syntax】
1 言語学で、単語など意味をもつ単位を組み合わせて文を作る文法的規則の総体。統語法。統辞法。 2 ⇒統語論 3 論理学で、ある言語の文を記号を用いて表し、意味と指示対象は無視して記号配列の関係だ...
しん‐ちょく【真直】
[名・形動]まっすぐなこと。また、そのさま。「兄さんの言葉は如何にも論理的に終始を貫いて—に見えます」〈漱石・行人〉
しんり‐しゅぎ【心理主義】
哲学の基礎を心理学に求める立場。特に、論理学や認識論上の諸問題を心理的な経験や過程に還元し、解明しようとする立場。⇔論理主義。
しんり‐ち【真理値】
論理学で、命題のとりうる真・偽のこと。多値論理学では、例えば真・偽・真偽不明のような三値、またはそれ以上の値がありうる。
しんりち‐ひょう【真理値表】
数学や論理学で、いくつかの命題を論理演算子で合成して新しい命題を作ったとき、もとの命題と合成された命題の真偽の関係を示す表。真理表。真偽表。
じ‐あたま【地頭】
1 大学などでの教育で与えられたのでない、その人本来の頭のよさ。一般に知識の多寡でなく、論理的思考力やコミュニケーション能力などをいう。「—がいい」「—を鍛える」 2 かつらなどをかぶらない、そ...
じこげんきゅう‐の‐パラドックス【自己言及のパラドックス】
エピメニデスのパラドックスまたは嘘つきのパラドックスとして広く知られる自己言及にまつわる論理的逆説。「この文は誤りだ」のように、発話の主体が自己を含めて何らかの指示や言及をしようとすると、真偽を...
じこ‐むじゅん【自己矛盾】
論理や実践において、自己の中に自己を否定するものを含んでいること。「—に陥る」
じ‐じつ【事実】
[名] 1 実際に起こった事柄。現実に存在する事柄。「意外な—が判明する」「供述を—に照らす」「—に反する」「—を曲げて話す」「歴史的—」 2 哲学で、ある時、ある所に経験的所与として見いださ...