もろ‐がえり【諸回り】
3歳の鷹(たか)。《季 冬》
もろ‐がく【諸角】
⇒諸鐙(もろあぶみ)
もろ‐がみ【諸神】
もろもろの神。多くの神。「—の心に今ぞかなふらし」〈千載・神祇〉
もろ‐くち【諸口】
1 多くの人がいう言葉。衆口。「下の—と申すことは、えいなび給はぬことなり」〈宇津保・国譲下〉 2 馬の口取り縄を左右両方からとること。⇔片口。「侍十二人に—をさせ」〈太平記・一二〉
もろ‐ぐそく【諸具足】
太刀を佩(は)き、靫(ゆき)をつけ、弓を持った、出陣の際の完全装備の服装。「—したる中間(ちゅうげん)五百余人、二行に列を引き」〈太平記・六〉
もろ‐けい【諸敬】
江戸時代、大名などが儀礼や書状で、双方が同等の敬意を払うこと。両敬(りょうけい)。⇔片敬(かたけい)。
もろ‐こ【諸子】
1 コイ目コイ科タモロコ属とイトモロコ属の淡水魚の総称。タモロコ・ホンモロコ・スゴモロコ・イトモロコなど。いずれも全長約10センチ。体は細長く、体側中央を側線が走り、一対の口ひげをもつ。食用。琵...
もろ‐ごい【諸恋】
互いに恋し合うこと。相思相愛。「さすがなる御—なり」〈源・藤裏葉〉
もろ‐ごえ【諸声】
互いに声を合わせること。いっしょに声を出すこと。「人々の—に叫ぶを聞きつ」〈鴎外訳・即興詩人〉
もろ‐ごころ【諸心】
[名・形動ナリ]ともに心を合わせること。また、そのさま。「御わたりのほども、—に、はかなきこともし出で給ひて」〈源・若菜上〉