いと‐てんつき【糸点突】
カヤツリグサ科の一年草。日当たりのよい道端などに群生し、高さ約20センチ。葉は細長い。秋、細い茎に苞(ほう)のある穂がつく。
いと‐でんわ【糸電話】
玩具の一。長い糸の両端に筒をとりつけ、一方の筒に口を当てて話すと、糸が振動して音が伝わり、もう一方の筒に聞こえるもの。
い‐なじ・む【居馴染む】
[動マ五(四)]長い間そこにいてなれ親しむ。居馴れる。「十箇月—・んだ煙草屋の二階」〈嘉村・秋立つまで〉
いなせ‐あしだ【鯔背足駄】
江戸末期、職人や侠客(きょうかく)などが履いた鼻緒の長い足駄。鯔背。
いなもり‐そう【稲森草/稲盛草】
アカネ科の多年草。日本特産。湿った山地の樹林下に生え、高さ3〜10センチ。全体に軟毛がある。葉は茎の上部に4〜6枚が対生する。晩春、淡紫色の長い筒状の花を開く。江戸時代に三重県の稲森山からこれを...
いぬ‐たで【犬蓼】
タデ科の一年草。道端などに自生。高さ20〜40センチ。茎は紅紫色を帯びる。葉は細長い楕円形で両端がとがり、縁や裏の脈上に毛がある。夏から秋に、紅紫色の小花を穂状につける。あかのまま。あかのまんま...
いのち‐げ【命毛】
《文字を書くのに最も大切な毛であるところから》筆の穂先のいちばん長い毛。
いのもと‐そう【井の許草】
イノモトソウ科の多年生のシダ。石垣やがけなどに生える。胞子葉は長さ20〜60センチ、洋紙質で細長い羽片に分かれ、葉の縁が反り返って胞子嚢(ほうしのう)群を覆う。栄養葉は縁に不規則なぎざぎざをもつ...
いぶき‐とらのお【伊吹虎の尾】
タデ科の多年草。山地に生え、高さ50〜80センチ。根茎は肥厚し、黒褐色。茎は枝分かれせず、鞘(さや)状の長い托葉がつく。夏から秋、淡紅色または白色の小花を密に穂状につける。根茎は薬用。
イブニング‐ドレス【evening dress】
晩餐会(ばんさんかい)・舞踏会などに着用する正式の礼服。一般には女性用夜会服をいい、袖なしで、胸・背を大きくあけ、裾(すそ)が長い。夜会服。