こう‐りゃく【攻略】
[名](スル) 1 攻撃して奪い取ること。攻め落とすこと。「敵陣を—する」 2 巧みに攻撃して相手を打ち負かすこと。説得して、相手の意思を変えさせることなどにもいう。「エースを—する」「押しの一...
こ‐かく【鼓角】
つづみと、つのぶえ。昔、陣中で合図などに用いた。
こ‐ぐち【虎口】
1 城郭や陣営などの最も要所にある出入り口。小口。「一人も助けてやらじものをと、—に立ってぞ待ちかけたる」〈謡・烏帽子折〉 2 合戦などで、最も重要な局面。また、極めて危険な戦い。〈日葡〉
こころ‐まさり【心勝り】
1 予想していたよりもすぐれていること。⇔心劣り。「—しぬべきことにも侍るなるかな」〈宇津保・内侍督〉 2 容姿よりも心のすぐれていること。気丈夫。「継信は—の剛の人にて」〈浄・凱陣八島〉
こし‐あて【腰当て】
1 すわるときに腰の後ろに当て、姿勢を楽にしたり保温したりするもの。 2 修験者・猟師などが腰につけた敷き皮。長方形の毛皮の上端にひもをつけ、後ろ腰に当てて前で結ぶ。引っ敷き。尻皮。 3 近世、...
こしかけ‐ぎん【腰掛(け)銀】
将棋で、序盤の陣形の一。5筋の歩(ふ)を進めず、その上に銀将が出る形。
こし‐こばた【腰小旗】
昔、戦陣で武士が腰にさして目印とした小旗。腰ざし。
こぜき【小関】
岐阜県不破郡関ヶ原町の地名。不破関(ふわのせき)に付属する関があった。関ヶ原の戦いで、石田三成の本陣が置かれた所。
こ‐づる【小蔓/小釣】
小さな蔓草模様を織り出した金襴(きんらん)。初めは中国から輸入したが、のちには京都の西陣で織るようになった。「時代わたりの柿地の—」〈浮・永代蔵・三〉
こはく‐おり【琥珀織】
縦糸が密に並び、横糸がやや太く、布面に横うねのある平織りの絹織物。帯や袴地(はかまじ)、また和服・婦人服などに用いる。もと外来のもので、天和年間(1681〜1684)京都の西陣で織り出すようになった。