エルニーニョげんしょう【エルニーニョ現象】
《El Niño events》赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、海水温が平年より高くなる現象。発生海域のみならず、世界的な異常気象の原因となる。逆に海水温が下がるラニーニャ現象も知られる。→ダイポールモード現象 [補説]この海域は通常、貿易風が暖水を西に移動させ、深海から冷たい湧昇があることで同緯度の他の海域より水温が低い。ところが貿易風が異常に弱まることで、暖水の移動や湧昇が抑制され、この現象が発生する。狭い海域のみで生じるエルニーニョ1より広範囲で甚大な影響を及ぼす。
エルニーニョなんぽうしんどう【エルニーニョ南方振動】
⇒南方振動
出典:gooニュース
「エルニーニョ」終息へ 秋にかけ今度は「ラニーニャ現象」発生の可能性も 天候への影響は?
【最新のエルニーニョ監視速報は】気象庁が10日発表した最新のエルニーニョ監視速報によりますと、2023年春から続いていたエルニーニョ現象は、2024年5月までに終息したとみられます。また、秋にかけては平常の状態が続く可能性がありますが、ラニーニャ現象が発生する可能性の方がより高い、とのことです。
エルニーニョ監視速報 エルニーニョ現象は終息 秋にかけラニーニャ現象発生で猛暑か
5月の実況5月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は0.0℃で、4月の+0.8℃から大きく下がり、基準値と同値でした。太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高く、東部で平年より低くなりました。太平洋赤道域の海洋表層の水温は中部から東部で平年より低くなりました。
エルニーニョ終息と気象庁
気象庁は10日、昨年春から続いてきた南米ペルー沖で海面水温が高くなるエルニーニョ現象が終息したとみられると発表した。今秋にかけて、ラニーニャ現象が発生する可能性が高いとしている。
もっと調べる