いさまし・い【勇ましい】
[形][文]いさま・し[シク]《動詞「いさ(勇)む」の形容詞化》 1 意気が盛んで勢いがあり、恐れずに危険や困難に向かっていくさま。勇敢なさま。「強敵に—・く立ち向かう」「—・い英雄の物語」 2...
おおざつま‐ぶし【大薩摩節】
江戸の古浄瑠璃の一。享保年間(1716〜1738)に初世大薩摩主膳太夫(しゅぜんだゆう)が創始。勇壮豪快な曲調で、歌舞伎の荒事(あらごと)の伴奏音楽として用いられた。文政年間(1818〜1829...
おとこ‐まい【男舞】
1 中世、白拍子(しらびょうし)が、白い水干(すいかん)に立烏帽子(たてえぼし)、白鞘巻(しろさやまき)の太刀という男装で舞ったという舞。 2 能で、直面(ひためん)の男が舞う勇壮な舞。また、そ...
きとく【貴徳】
雅楽の舞曲。高麗楽(こまがく)。高麗壱越(いちこつ)調の中曲。一人舞で走舞(はしりまい)に属す。仮面をつけ、鉾(ほこ)を持って勇壮に舞う。番舞(つがいまい)は散手(さんじゅ)。
くいちゃあ
《多く「クイチャー」と書く》沖縄県宮古諸島の集団舞踊。祭礼や祝いの席などで、男女が円陣を組んで、歌を掛け合いながら勇壮に踊る。多く三線(さんしん)・太鼓を伴う。
げんじょうらく【還城楽】
雅楽の舞曲。唐楽。太食(たいしき)調で、古楽。舞は一人による走舞(はしりまい)。怪奇な面をつけ、桴(ばち)を持ち、作り物の蛇を捕らえて勇壮に舞う。一説に、西域の人が好物の蛇を見つけて喜ぶさまを写...
さつま‐びわ【薩摩琵琶】
室町末期、薩摩で発生した琵琶音楽、およびそれに用いる楽器。勇壮な歌詞、悲壮な曲風のものが多い。普通は4弦4柱(じゅう)の楽器をひざの上に斜めに立て、扇形に大きく開いた大形の撥(ばち)で弾く。現在...
そう【壮〔壯〕】
[常用漢字] [音]ソウ(サウ)(漢) [訓]さかん 1 血気盛んな年ごろ。勢いが盛ん。「壮健・壮士・壮丁・壮年/強壮・少壮」 2 意気に燃えている。勇ましい。「壮挙・壮絶・壮図・壮烈/悲壮・勇...
そう‐ふ【壮夫】
壮年の男性。また、勇壮な男性。「三十に近き—なり」〈独歩・悪魔〉
つよ‐ぎん【強吟/剛吟】
能の謡(うたい)の歌唱様式の一。声にゆるみがなく、力をこめて謡うもの。勇壮・爽快・厳粛な気分を表現するところに用いる。剛吟(ごうぎん)。⇔弱吟。 [補説]ふつう「ツヨ吟」と書く。