ぜつめつきぐしゅ【絶滅危惧種】
現在生存している個体数が減少しており、絶滅の恐れの極めて高い野生生物の種。日本ではツシマヤマネコ、シマフクロウなど。絶滅危険種。 [補説]「絶滅危惧種」は、日本の1991年版レッドリストで使用されていたカテゴリー項目の一。絶滅の危機に瀕している種で、絶滅の危険性は危急種よりも高く、絶滅種より低い。略号はE(Endangered)。1997年版以降では「絶滅危惧Ⅰ類」として分類されている。
ぜつめつきき【絶滅危機】
IUCN(国際自然保護連合)の1994年版レッドリストで使用されていたカテゴリー項目の一。絶滅の危険性は危急よりも高く、絶滅寸前より低い。略号はEN(Endangered)。 [補説]2001年版以降では「絶滅危惧ⅠB類」として分類されている。
ぜつめつきぐ【絶滅危惧】
レッドリストやレッドデータブックで、生物の種を絶滅の危険性の高さによって分類したカテゴリー項目のグループ。絶滅の恐れのある種。「絶滅」「野生絶滅」に次いで危険度が高い。絶滅危惧ⅠA類・絶滅危惧ⅠB類・絶滅危惧Ⅱ類が含まれる。 [補説]絶滅危惧ⅠA類は、ごく近い将来に絶滅する危険性が極めて高いもの。略号はCR(Critically Endangered)。絶滅危惧ⅠB類は、ⅠA類ほどではないが、近い将来に絶滅の危険性が高いもの。略号はEN(Endangered)。絶滅危惧Ⅱ類は、絶滅の危険が増大している種。略号はVU(Vulnerable)。以前は、絶滅危惧ⅠA類と絶滅危惧ⅠB類は「絶滅危惧種」、絶滅危惧Ⅱ類は「危急種」として分類されていた。
出典:gooニュース
世界のサンゴの4割超が絶滅危機 IUCN「気候変動が最大の脅威」
IUCNによると、暖水性造礁サンゴ892種を再評価した結果、44%が絶滅の危機にあることが分かった。前回2008年の評価時に絶滅危機にあったのは評価対象の約3分の1で、地球温暖化の加速でサンゴの生息状況はより悪化しているという。 サンゴは海水温の上昇による白化現象だけでなく、海洋汚染や漁業、沿岸の開発などの影響も受けている。温暖化に伴う海洋酸性化も脅威だ。
世界のサンゴ、44%が絶滅危機 気候変動が脅威、COP29で報告
その結果、44%は絶滅危惧種に分類された。この割合は、2008年の前回評価の33%から10ポイント以上悪化した。 最大の脅威は気候変動による海水温の上昇という。IUCNのグレーテル・アギラー事務局長は「急速に変化する気候が地球上の生き物に深刻な影響を与えている」と強調する。
世界のサンゴ44%が絶滅危機、日本近海は178種…16年間で大幅増「ガス排出の大幅削減を」
【バクー=天沢正裕】各国政府や自然保護団体などでつくる国際自然保護連合(IUCN)は13日、世界のサンゴの44%にあたる約390種が絶滅の危機に直面していると発表した。2008年に行われた前回の発表では「3分の1」を絶滅危惧種としていたが、大幅に増えた。サンゴは海水温の変化に敏感な生物で危機は気候変動が主な原因になっているとして、温室効果ガスの排出量を大幅に削減するよう求めた。
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