[動サ下一][文]あ・す[サ下二]
  1. (褪せる)もとの色やつやが薄くなる。色がさめる。退色する。「日に焼けて染色が—・せる」

  1. (褪せる)盛んだったものが衰える。もとの勢いが失せる。「才気が—・せる」「—・せた思い出」

  1. (浅せる)川や海などの水がかれる。

    1. 「山は裂け海は—・せなん世なりとも君にふた心わがあらめやも」〈金槐集

[用法]あせる・[用法]さめる——「カーテンの色があせて(さめて)しまった」などでは相通じて用いられる。◇「あせる」は「花の色があせた」「色あせた恋」のように、光線時間のために、色彩などが薄らぐことをいう。これらの場合は、「さめる(褪める)」と置き換えられない。◇「さめる」は「色のさめた制服」「夏の日焼けもようやくさめた」のように、染色などが薄くなり、地色に近くなることをいう。「日焼け」などでは「あせる」は用いない。
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。