いけうち‐ひろし【池内宏】
[1878〜1952]東洋史学者。東京の生まれ。東大教授。朝鮮・満州史および朝鮮の遺跡調査に業績がある。著「満鮮史研究」など。
いけだ‐きかん【池田亀鑑】
[1896〜1956]国文学者。鳥取の生まれ。東大教授。平安文学、特に源氏物語の文献学的研究に業績がある。著「源氏物語大成」「伊勢物語に就きての研究」など。
いけだ‐ようそん【池田遥邨】
[1895〜1988]日本画家。岡山の生まれ。本名、昇一。滋味と飄逸(ひょういつ)味のある画風で知られる。文化勲章受章。
いけにし‐ごんすい【池西言水】
[1650〜1722]江戸中期の俳人。奈良の人。本名は則好。松江重頼(まつえしげより)の門人。自撰句集に「初心もと柏」がある。「木枯(こがらし)の果(はて)はありけり海の音」の句によって、世に「...
いしおか‐えいこ【石岡瑛子】
[1938〜2012]アートディレクター、デザイナー。東京の生まれ。マイルス=デービスのアルバムジャケットをデザインし、米国グラミー賞を受賞。映画「ドラキュラ」では衣装デザインを手がけ、米国アカ...
いしかわ‐たくぼく【石川啄木】
[1886〜1912]歌人・詩人。岩手の生まれ。本名、一(はじめ)。若くして「明星」に詩を発表し、与謝野鉄幹に師事。口語体3行書きの形式で生活を短歌に詠んだ。評論「時代閉塞の現状」、歌集「一握の...
いしかわ‐とよのぶ【石川豊信】
[1711〜1785]江戸中期の浮世絵師。江戸の人。俗称、孫三郎あるいは七兵衛。西村重長に師事し、漆絵・紅摺(べにず)り絵にすぐれ、ふくよかな顔だちや、しなやかな姿態の美人画に独自の画風を示した。
いしがき‐りん【石垣りん】
[1920〜2004]詩人。東京の生まれ。高等小学校卒業後、銀行に勤務のかたわら詩作を続ける。作品に「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」など。「表札など」で H氏賞、「石垣りん詩集」で田村俊子賞...
イシャウッド【Christopher Isherwood】
[1904〜1986]英国の小説家。1929年から4年間オーデンとともにドイツに滞在、のちロンドンに戻る。ナチス台頭直前のヨーロッパを描いた記録文学風の作品で知られる。オーデンとの合作の詩劇もあ...
いずみ‐しきぶ【和泉式部】
平安中期の女流歌人。大江雅致(おおえのまさむね)の娘。和泉守橘道貞と結婚し、小式部内侍を産んだ。為尊(ためたか)親王、次いでその弟の敦道(あつみち)親王と恋をし、上東門院彰子に仕えてのち藤原保昌...