いちぎょう【一行】
[683〜727]中国、唐代の僧。善無畏(ぜんむい)・金剛智に学び、密教の基礎をつくった。禅・律、また暦法に詳しかった。著「大日経疏」「大衍暦(だいえんれき)」など。一行阿闍梨(あじゃり)。大慧...
いのうえ‐しろう【井上士朗】
[1742〜1812]江戸中期の俳人・医者。尾張の人。名は正春。別号、枇杷園(びわえん)。俳諧を加藤暁台に学び、国学や絵画にも通じた。著「枇杷園七部集」「枇杷園随筆」など。
いわがき‐まつなえ【巌垣松苗】
[1774〜1850]江戸後期の儒学者。京都の人。号、東園(とうえん)。伏見宣光に学び、国史にも通じた。著「国史略」など。
ウェラー【Thomas Huckle Weller】
[1915〜2008]米国の医学者。ポリオ(急性灰白髄炎)の病原ウイルスの培養に成功し、1954年、エンダーズとロビンズとともにノーベル生理学医学賞受賞。
ウェルズ【Herbert George Wells】
[1866〜1946]英国の小説家・評論家。進化論・社会主義の観点に基づく社会小説、文明批評を発表。またサイエンスフィクション(空想科学小説)の祖として有名。著「世界文化史大系」、小説「宇宙戦争...
うだがわ‐げんずい【宇田川玄随】
[1756〜1798]江戸中期の蘭学者。江戸の人。津山藩医。名は晋。号、槐園(かいえん)。オランダの内科書「西説内科撰要」を翻訳。蘭学の発展に尽力した。
うんもん【雲門】
[864〜949]中国、唐・五代の禅僧。名は文偃(ぶんえん・もんえん)。雪峰義存の法を嗣(つ)ぎ、広東省の雲門山に住み、雲門宗を開いた。著「雲門広録」など。
えい‐まん【衛満】
朝鮮王。中国、燕(えん)の人。前190年ごろ箕子(きし)朝鮮の王箕準(きじゅん)を追い払い、衛氏朝鮮を興した。生没年未詳。
えがみ‐なみお【江上波夫】
[1906〜2002]考古学者・東洋史学者。山口の生まれ。東大教授・上智大教授・古代オリエント博物館館長。アジアの民族・文化形成史、東西文化交渉史を研究。日本国家の起源について、騎馬民族説を唱え...
エンゲル【Christian Lorenz Ernst Engel】
[1821〜1896]ドイツの統計学者。「エンゲルの法則」で有名。著「人間の価値」「ベルギー労働者家族の生活費」など。