アントニヌス‐ピウス【Antoninus Pius】
[86〜161]ローマ皇帝。在位138〜161。元老院からピウス(敬虔(けいけん)な)の称を贈られ、治世もローマ帝政史上最も平和であった。五賢帝の一人。
あんどう‐こう【安藤幸】
[1878〜1963]女流バイオリニスト。東京の生まれ。幸田露伴の妹。ドイツに留学、ヨアヒムに師事。明治末から昭和初期にかけて洋楽指導に貢献した。
アンドレーエフ【Leonid Nikolaevich Andreev】
[1871〜1919]ロシアの小説家・劇作家。初期の写実的ヒューマニズムから厭世(えんせい)的、神秘的作風に転じた。二葉亭四迷など日本の作家にも影響を与えた。小説「沈黙」「血笑記」「七死刑囚物語...
アーサー【Chester Alan Arthur】
[1830〜1886]米国の政治家。第21代大統領。在任1881〜1885。第20代大統領のガーフィールドが暗殺されたことに伴い、副大統領から大統領に就任。共和党。公務員制度の改革などに尽力した...
アーベル【Othenio Abel】
[1875〜1946]オーストリアの古生物学者。動物の器官の退行的な特殊化を研究し、また、生痕(せいこん)から古生態復元をめざした。著「脊椎動物古生物学綱要」など。
いいだ‐りゅうた【飯田竜太】
[1920〜2007]俳人。山梨の生まれ。蛇笏(だこつ)の四男。俳誌「雲母(うんも)」を蛇笏から継承して主宰。自然を叙情的に表現した作品を残し、俳壇の第一人者として活躍した。句集「忘音(ぼうおん...
イエス‐キリスト【Jesus Christ】
[前4ころ〜30ころ]キリスト教の始祖。パレスチナのナザレの大工ヨセフと妻マリアの子として生まれた。30歳ごろバプテスマのヨハネから洗礼を受け、ガリラヤで神の国の近いことを訴え、宣教を始めた。ペ...
いえなが‐さぶろう【家永三郎】
[1913〜2002]歴史学者。愛知の生まれ。東京教育大・中央大教授。古代から近代にいたる日本思想史を研究。三次にわたる教科書裁判の原告としても知られる。著書に「日本思想史に於ける否定の論理の発...
イクナートン【Ikhnaton】
エジプト第18王朝第10代の王アメンホテプ4世の別名。在位、前1377〜前1358。多神教と神官の専横を嫌い、アモン信仰を捨てアトン崇拝を始め、名もイクナートン(アトン神をよろこばせる者の意)に...
いけだ‐きくなえ【池田菊苗】
[1864〜1936]化学者。京都の生まれ。東大教授。理化学研究所の創立に参画。昆布からうまみ成分のグルタミン酸ナトリウムを抽出し、「味の素」の名で商品化。