いのうえ‐やすし【井上靖】
[1907〜1991]小説家。北海道の生まれ。新聞記者から作家となり、新聞小説、歴史小説で新境地を開いた。文化勲章受章。作「闘牛」「天平(てんぴょう)の甍(いらか)」「あすなろ物語」など。
いはら‐さいかく【井原西鶴】
[1642〜1693]江戸前期の浮世草子作者・俳人。大坂の人。本名、平山藤五。西山宗因に俳諧を学び、矢数(やかず)俳諧を得意とした。浮世草子では、武士や町人の生活の実態を客観的に描き、日本最初...
いばらぎ‐のりこ【茨木のり子】
[1926〜2006]詩人。大阪の生まれ。本姓、三浦。昭和22年(1947)ごろから詩作を始め、昭和28年(1953)川崎洋らと「櫂(かい)」を創刊。ヒューマニズムにあふれる詩風で知られる。代表...
イ‐フェソン【李恢成】
[1935〜 ]小説家。サハリン(樺太(からふと))の生まれ。戦後、北海道に移住。朝鮮総連、朝鮮新報社勤務のかたわら、創作に打ち込む。「砧(きぬた)をうつ女」で芥川賞受賞。他に「約束の土地」「見...
イブ【Eve】
旧約聖書で、人類の始祖アダムの妻。蛇にそそのかされ、神の教えに背いて夫とともに禁断の木の実を食べ、エデンの園から追放された。エバの英語名。
イブン‐ハズム【Ibn Ḥazm】
[994〜1064]スペインのイスラム法学者・神学者・文学者。コルドバの生まれ。イスラム法解釈において類推を認めないザーヒリー派の立場から、諸学派を批判。著作に「諸宗派についての書」や、恋愛論の...
イブン‐バットゥータ【Ibn Baṭṭūṭah】
[1304〜1377]アラブの旅行家。モロッコから西アジア・インド・東南アジアを経て中国に至る旅行をし、見聞を記録。旅行記「ソフラ(三大陸周遊記)」は貴重な史料。
いまい‐ただし【今井正】
[1912〜1991]映画監督。一貫して社会的テーマを弱者の立場から描いた。作「また逢う日まで」「青い山脈」「ひめゆりの塔」など。
いまえ‐よしとも【今江祥智】
[1932〜2015]児童文学作家。大阪の生まれ。教職や編集業のかたわら童話を執筆。「山のむこうは青い海だった」で作家デビュー。ファンタジーから長編まで作風は多彩。他に「ぼんぼん」「兄貴」「でん...
イ‐ミョンバク【李明博】
[1941〜 ]韓国の第17代大統領。日本の大阪府出身。第二次大戦後、朝鮮半島に渡り苦学の末、韓国財閥系の現代建設に入社。35歳で社長に抜擢された。1992年国会議員に当選。2002年にソウル市...