[1942〜 ]医学者。京都の生まれ。専門は分子免疫学。免疫系が多様な抗原を認識し効率的に排除するために重要な、抗体のクラススイッチと体細胞高頻度突然変異の仕組みを解明。これらに関与する酵素AIDを発見。また、T細胞の表面に発現するPD-1というたんぱく質が免疫反応を抑制していることを明らかにし、これを阻害することでがんに対する免疫力を高める免疫療法を開発した。平成24年(2012)ロベルト・コッホ賞。平成25年(2013)文化勲章。平成30年(2018)ジェームズ=アリソンとともにノーベル生理学・医学賞を受賞。→ニボルマブ