いわさ‐またべえ【岩佐又兵衛】
[1578〜1650]江戸初期の画家。戦国の武将荒木村重の末子。字(あざな)は勝以(かつもち)。又兵衛は通称。初め福井に住み、晩年を江戸で過ごした。土佐派・雲谷(うんこく)派など和漢の画法を学び...
えけい【恵瓊】
⇒安国寺恵瓊(あんこくじえけい)
かん‐いんし【関尹子】
中国、周時代の秦(しん)の伝説的な思想家。本名、尹喜(いんき)。函谷関(かんこくかん)を守る役人であったので、つけられた名。その思想は「荘子」などに断片的に残っているのみで、著書「関尹子」は後世...
かんざん【寒山】
中国、唐代の僧。拾得(じっとく)とともに天台山国清寺(こくせいじ)を訪れ、豊干(ぶかん)に師事。三者を三隠と称した。文殊菩薩(もんじゅぼさつ)の化身とされる。禅画の「寒山拾得図」や「四睡図」に描...
きたおおじ‐ろさんじん【北大路魯山人】
[1883〜1959]陶芸家。京都の生まれ。本名、房次郎。別号に魯卿・無境・夢境など。書・篆刻(てんこく)もよくした。料理に通じ、食器用に斬新な意匠の陶磁器を製作。
けい‐こう【荊浩】
中国、唐末五代の画家。字(あざな)は浩然。号、洪谷子(こうこくし)。水墨山水画に独自の境地を開き、北画中興の祖といわれた。著と伝える「筆法記」がある。生没年未詳。
けい‐こう【嵆康】
[223〜262]中国、三国時代の魏の思想家。譙国(しょうこく)銍(ちつ)(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は叔夜。竹林の七賢の一人で、自然を尊び、礼教に批判的な言辞を多く残している。琴の名...
こうあん‐てんのう【孝安天皇】
記紀で、第6代の天皇。孝昭天皇の第2皇子。名は日本足彦国押人(やまとたらしひこくにおしひと)。
こうげん‐てんのう【孝元天皇】
記紀で、第8代の天皇。孝霊天皇の皇子。名は大日本根子彦国牽(おおやまとねこひこくにくる)。皇居は大和国軽(かる)の境原宮(さかいはらのみや)。
ご‐しょうせき【呉昌碩】
[1844〜1927]中国、清末近代の文人画家。安吉(浙江(せっこう)省)の人。名は俊卿(しゅんけい)。昌碩は字(あざな)。号、缶廬(ふろ)・苦鉄など。花卉(かき)画・山水画を得意とし、また篆刻...