おおはら‐とみえ【大原富枝】
[1912〜2000]小説家。高知の生まれ。結核による闘病生活のなかで作品を発表し、「ストマイつんぼ」で女流文学賞受賞。「婉という女」で毎日出版文化賞・野間文芸賞受賞。他に「イェルザレムの夜」「...
おおもり‐かずき【大森一樹】
[1952〜2022]映画監督。大阪の生まれ。都会的なセンスにあふれた青春映画で支持を得る。代表作は、自らの医学生としての経験をいかした「ヒポクラテスたち」のほか、「すかんぴんウォーク」「恋する...
おかざき‐まさむね【岡崎正宗】
鎌倉末期の刀工。相模の人。五郎入道正宗と称する。新藤五国光に師事。相州物の大成者で、沸(にえ)の美の表現にすぐれた。無比の名匠といわれるが有銘の作は少なく、名物「庖丁(ほうちょう)正宗」「日向(...
おかだ‐せいぞう【岡田誠三】
[1913〜1994]小説家。大阪の生まれ。新聞社の特派員として南方に従軍し、その経験から戦争を描いた小説や歴史ものを執筆する。「ニューギニヤ山岳戦」で直木賞受賞。他に「定年後」「雪華の乱」「字...
おかだ‐ためちか【岡田為恭】
[1823〜1864]江戸末期の復古大和絵派の画家。京都の人。一時、冷泉(れいぜい)三郎を自称。大量の古画を模写する一方、障壁画なども描いた。
おがわ‐たくじ【小川琢治】
[1870〜1941]地質学者・地理学者。和歌山の生まれ。日本列島の構造に関する研究に寄与。京大教授。小川芳樹・貝塚茂樹・湯川秀樹・小川環樹の父。著「地質現象の新解釈」「人文地理学研究」など。
おぐり‐ふうよう【小栗風葉】
[1875〜1926]小説家。愛知の生まれ。本名、加藤磯夫。尾崎紅葉の門下。構成の巧みさと美文体を特色とするが、自然主義風の作品も発表。「亀甲鶴(きっこうづる)」「恋慕(れんぼ)流し」「青春」など。
オゴタイ【Ögedei】
[1186〜1241]モンゴル帝国第2代皇帝。在位1229〜1241。廟号は太宗。チンギス=ハンの第3子。帝国の基礎を築き、カラコルムに都を造営。また、金を滅ぼし、バトゥを将とする西征軍を派遣し...
オズボーン【John Osborne】
[1929〜1994]英国の劇作家。既成の社会秩序を批判する処女戯曲「怒りをこめてふり返れ」で世に衝撃を与え、「怒れる若者たち」という言葉を生んだ。
おたか‐ひさただ【尾高尚忠】
[1911〜1951]指揮者・作曲家。東京の生まれ。尾高朝雄の弟。ウィーンに留学。指揮法をワインガルトナーに学ぶ。日本交響楽団の常任指揮者となり、日本の交響楽運動に貢献。死後、作曲に関する「尾高...