よしだ‐かねとも【吉田兼倶】
[1435〜1511]室町中期の神道家。本姓、卜部(うらべ)。京都吉田神社の神官。唯一神道(吉田神道)を創始。足利義政の知遇を受け、神祇伯(じんぎはく)白川家と対抗して神職界に勢力を伸ばし、全国...
よしだ‐とみぞう【吉田富三】
[1903〜1973]病理学者。福島の生まれ。東北大・東大教授。ネズミに肝臓癌(がん)を発生させる実験に成功。さらに吉田肉腫を発見するなど、癌研究に貢献した。文化勲章受章。
よしの‐あきら【吉野彰】
[1948〜 ]化学者。大阪の生まれ。負極に炭素材を採用するなど、リチウムイオン電池の開発に主導的な役割を果たした。令和元年(2019)、ノーベル化学賞を受賞。
ヨセフ【Joseph】
旧約聖書「創世記」の人物。ヤコブの子。父から特にかわいがられたため他の兄弟たちに憎まれ、エジプトに売られたが、のち宰相となって国を飢饉(ききん)から救い、父や兄弟たちと再会する。
イエスの母...
ヨーゼフ‐にせい【ヨーゼフ二世】
《Joseph Ⅱ》[1741〜1790]神聖ローマ帝国皇帝。在位1765〜1790。マリア=テレジアの長男。啓蒙専制君主としてオーストリアの近代化に努め、宗教寛容令・農奴解放令を発布するなど内...
ラスカサス【Bartolomé de Las Casas】
[1474〜1566]スペインの聖職者。スペイン領西インド諸島、メキシコで布教活動に従事する。スペイン人による植民地先住民虐待の実態を見てその救済に立ち上がり、エンコミエンダ制の廃止を訴えた。主...
ラスキン【John Ruskin】
[1819〜1900]英国の批評家。ターナーやラファエル前派を擁護する美術評論を著す一方、実践的立場から社会改革を論じた。著「近代画家論」「胡麻(ごま)と百合(ゆり)」など。
ラパポート【Anatol Rapoport】
[1911〜2007]米国の数学者・心理学者。ロシアに生まれ、米国に帰化。国際政治学にゲームの理論を適用、抑止戦略論を批判するなど平和研究の先駆者となった。著「戦争・ゲーム・論争」など。
ラブレー【François Rabelais】
[1494ころ〜1553ころ]フランスの作家。連作「ガルガンチュワとパンタグリュエル」はフランスルネサンス文学最大の傑作とされる。
ラプラス【Pierre Simon Laplace】
[1749〜1827]フランスの数学者・天文学者。数理論を天体力学に適用して成功し、太陽系の起源に関して星雲説を唱えた。解析学を確率論に応用する研究も行い、メートル法制定にも尽力。著「天体力学」など。