おおしま‐りょうた【大島蓼太】
[1718〜1787]江戸中期の俳人。本名は吉川陽喬。信濃の人。別号、雪中庵。桜井吏登(さくらいりとう)に師事。江戸俳壇の実力者で、芭蕉への復帰を唱え、東西に吟行し、門人の数三千といわれた。編著...
おおつか‐ゆうぞう【大塚勇三】
[1921〜2018]児童文学者・翻訳家。満州の生まれ。リンドグレーンの作品やマーク=トウェーンの「トム=ソーヤーの冒険」などの翻訳を手がけた。モンゴルの民話を再話した「スーホの白い馬」でも知られる。
おおとう‐の‐みや【大塔宮】
護良(もりなが)親王の宮号。だいとうのみや。
おぎわら‐せいせんすい【荻原井泉水】
[1884〜1976]俳人。東京の生まれ。本名、藤吉。河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)とともに新傾向俳句を唱え、俳誌「層雲」を創刊。自由律俳句を確立。句集「原泉」「長流」、評論「旅人芭蕉」「奥...
おの‐の‐とうふう【小野道風】
[894〜967]平安中期の書家。尾張の人。篁(たかむら)の孫。書道にすぐれ、和様発達の基礎を築いた。三蹟(さんせき)の一人で、その筆跡を野跡という。真跡とされるものに「智証大師諡号勅書」「屏風...
おの‐の‐みちかぜ【小野道風】
⇒小野道風(おののとうふう)
おび‐じゅうぞう【小尾十三】
[1909〜1979]小説家。山梨の生まれ。朝鮮の元山商業学校で教師をしたのち、満州の新京中央放送局などに勤務。日本統治下の朝鮮人を描いた「登攀(とうはん)」で芥川賞受賞。他に「雑巾(ぞうきん)...
かいおんじ‐ちょうごろう【海音寺潮五郎】
[1901〜1977]小説家。鹿児島の生まれ。本名、末富東作(すえとみとうさく)。虚構を排した歴史小説作家の第一人者として史伝文学の復興に貢献した。「天正女合戦」「武道伝来記」で直木賞受賞。他に...
か‐きゅう【何休】
[129〜182]中国、後漢の思想家。字(あざな)は邵公(しょうこう)。任城(山東省)の人。党錮(とうこ)の禁にあい、官を退いて著述に専念し、「春秋公羊伝解詁(しゅんじゅうくようでんかいこ)」を...
かく‐しょうれい【郭松齢】
[1884〜1925]中国の軍人・政治家。遼寧省瀋陽の人。字(あざな)は茂辰。陸軍大学卒業後、張作霖(ちょうさくりん)の部下となる。作霖を討とうとして失敗し、銃殺された。クオ=ソンリン。