おおもり‐よしたろう【大森義太郎】
[1898〜1940]経済学者・評論家。神奈川の生まれ。労農派の理論的指導者の一人として活躍。著「まてりありすむす・みりたんす」「史的唯物論」など。
おか‐あさじろう【丘浅次郎】
[1868〜1944]動物学者。静岡の生まれ。東京高師教授。海産動物を研究。進化論の普及に尽力し、「進化論講話」はその代表作。また、文明批評家としても有名。
おかくら‐てんしん【岡倉天心】
[1863〜1913]美術評論家・思想家。横浜の生まれ。本名、覚三。フェノロサに師事。東京美術学校開設に尽力し、のち校長となる。日本美術院を創立し、明治日本画家の指導者として活躍。その後ボストン...
おかだ‐せいぞう【岡田誠三】
[1913〜1994]小説家。大阪の生まれ。新聞社の特派員として南方に従軍し、その経験から戦争を描いた小説や歴史ものを執筆する。「ニューギニヤ山岳戦」で直木賞受賞。他に「定年後」「雪華の乱」「字...
おかだ‐はんこう【岡田半江】
[1782〜1846]江戸後期の画家。大坂の人。名は粛、字(あざな)は子羽、通称、宇左衛門。父の米山人に儒学と画を学び、文人画家として名高い。
おかだ‐りょうへい【岡田良平】
[1864〜1934]行政官・政治家。静岡の生まれ。大正6年(1917)内閣直属の諮問機関として臨時教育会議を設置し、学制改革を実施。文相などを歴任。
おかにし‐いちゅう【岡西惟中】
[1639〜1711]江戸前期から中期の俳人。因幡(いなば)の人。号は一時軒など。西山宗因に師事し、談林随一の論客として知られた。著「俳諧蒙求」「近来俳諧風体抄」など。
おか‐ふもと【岡麓】
[1877〜1951]歌人。東京の生まれ。本名、三郎。正岡子規に師事し、「アララギ」同人として活躍。歌集に「庭苔」「涌井(わくい)」など。
おかむら‐しこう【岡村柿紅】
[1881〜1925]劇作家。高知の生まれ。本名は久寿治。市村座の経営の責任者としても活躍。「身替座禅」「棒しばり」などの舞踊劇、世話狂言「椀久末松山(わんきゅうすえのまつやま)」など。
おかもと‐かのこ【岡本かの子】
[1889〜1939]小説家・歌人。東京の生まれ。本名、カノ。女学校在学中から新詩社に参加、「明星」「スバル」に短歌を発表。漫画家岡本一平と結婚。仏教の研究家としても知られる。歌集「かろきねたみ...