はまだ‐ひこぞう【浜田彦蔵】
[1837〜1897]幕末・明治の通訳・貿易商。播磨(はりま)の人。江戸への航海中に漂流し、米国船に救われて渡米、帰化し、ジョセフ=ヒコと称した。安政6年(1859)帰国、日米外交交渉に活躍し、...
はまだ‐ひろすけ【浜田広介】
[1893〜1973]児童文学者。山形の生まれ。本名、広助。人間の善意をテーマに多くの童話を発表。小川未明とともに童話を文学の一ジャンルとして確立。作「椋鳥の夢」「泣いた赤鬼」など。
はまだ‐やひょうえ【浜田弥兵衛】
江戸初期の貿易商。長崎の人。末次平蔵の朱印船の船長。貿易上の争いから、武装日本人多数を伴って台湾のオランダ人根拠地に渡り、このため日蘭貿易は数年間中断した。生没年未詳。
はまべ‐の‐くろひと【浜辺黒人】
[1717〜1790]江戸中期の狂歌師。江戸の人。本名、斯波孟雅(しばたけまさ)。通称、三河屋半兵衛。書籍商で、狂歌集「初笑不琢玉(はつわらいみがかぬたま)」を発刊。入れ花の制度を創始したといわれる。
ハマーショルド【Dag Hjalmar Agne Carl Hammarskjöld】
[1905〜1961]スウェーデンの政治家・経済学者。1953年に第2代国連事務総長になり、スエズ戦争など国際紛争の解決のために活躍。コンゴ紛争の解決に赴く途中、飛行機事故で死亡。死後、ノーベル...
ハミルトン【William Rowan Hamilton】
[1805〜1865]アイルランドの数学者・理論物理学者。ダブリン大学トリニティーカレッジ在学中に天文学教授となる。光の波動論を支持し、光学系に特性関数を導入して幾何光学の基礎を作り、さらに力学...
ハムスン【Knut Hamsun】
[1859〜1952]ノルウェーの小説家。放浪者の孤高の精神を書いた「飢え」で注目を浴び、のち、開拓農民の生活を叙事詩的に描いた。1920年ノーベル文学賞受賞。ほかに「土の恵み」など。
ハムラビ【Hammurabi】
バビロン第1王朝第6代の王。在位前1728ころ〜前1686ころ。バビロンを首都とする大帝国を建設し、全メソポタミアを統一、バビロニアの黄金時代を築いた。また、ハムラビ法典を制定、発布した。ハンムラビ。
はむろ‐ときなが【葉室時長】
平安末・鎌倉初期の文学者。貴族の出身で、平家物語・保元物語・平治物語の作者と伝えられるが確証はない。生没年未詳。
はむろ‐りん【葉室麟】
[1951〜2017]小説家。福岡の生まれ。本名、本畑雄士。地方紙記者などを経て作家活動に入る。元禄時代を舞台にした「乾山晩愁(けんざんばんしゅう)」で歴史文学賞を受賞。歴史小説を中心に活躍し、...