きくち‐だいろく【菊池大麓】
[1855〜1917]数学者。江戸の生まれ。箕作秋坪(みつくりしゅうへい)の次男。英国に留学。日本の近代数学および数学教育の確立に貢献。文部大臣、東大・京大総長、学士院長などを歴任。
きくち‐ゆうほう【菊池幽芳】
[1870〜1947]小説家・新聞記者。茨城の生まれ。本名、清。大阪毎日新聞社に勤めるかたわら、新聞小説を連載。家庭小説の先駆をなした。小説「己が罪」「乳姉妹」など。
きくむら‐いたる【菊村到】
[1925〜1999]小説家。神奈川の生まれ。本名、戸川雄次郎。読売新聞記者を経て文筆活動に入る。「硫黄(いおう)島」で芥川賞受賞。戦記、伝記などの実録物のほか、推理小説なども手がける。他に「あ...
きさらぎ‐こはる【如月小春】
[1956〜2000]劇作家・演出家。東京の生まれ。本名、楫屋正子。劇団「綺畸(きき)」で活動、「ロミオとフリージアのある食卓」で注目される。昭和58年(1983)劇団「NOISE」を設立、都市...
きざき‐さとこ【木崎さと子】
[1939〜 ]小説家。満州の生まれ。本名、原田正子。フランス、アメリカに十数年滞在。帰国後創作を始め、「青桐」で芥川賞受賞。他に「裸足」「沈める寺」「緋の城」など。
きしだ‐えりこ【岸田衿子】
[1929〜2011]詩人・童話作家。東京の生まれ。国士(くにお)の子。茨木のり子らの詩誌「櫂(かい)」に参加し、詩集「ソナチネの木」などを発表。のちに「ジオジオのかんむり」「かばくん」など絵本...
きしだ‐ぎんこう【岸田吟香】
[1833〜1905]新聞記者。岡山の生まれ。名は銀次。ヘボンの「和英語林集成」の編集に協力。のち、東京日日新聞の記者。東亜同文会などを創設し、日中文化交流に尽力した。
きしだ‐くにお【岸田国士】
[1890〜1954]劇作家・小説家。東京の生まれ。フランスで演劇を研究。演出家・評論家として日本の新劇運動を指導。文学座創立者の一人。戯曲「チロルの秋」「紙風船」「牛山ホテル」、小説「由利旗江...
きしだ‐としこ【岸田俊子】
[1864〜1901]婦人運動家。京都の生まれ。号は湘烟(しょうえん)。明治初期、自由民権・男女同権を説いた。自由党副総理(副党首)中島信行と結婚し、外交界にも活躍。著「善悪の岐(ちまた)」など。
きしだ‐ふみお【岸田文雄】
[1957〜 ]政治家。東京の生まれ。祖父・父とも衆議院議員を務めた家系で、早稲田大学卒業後、日本長期信用銀行に入行。父の死を受け出馬した平成5年(1993)の総選挙で、旧広島1区(中選挙区)か...