マチス【Henri Matisse】
[1869〜1954]フランスの画家。フォービスムの代表的画家として活躍。のち、色彩・フォルム・描線の単純化・装飾化によって独自の絵画空間を構築し、現代美術に多大の影響を与えた。マティス。
マリノフスキー【Bronislaw Kasper Malinowski】
[1884〜1942]英国の文化人類学者。ポーランド生まれ。南太平洋トロブリアンド諸島での参与観察によって画期的な民族誌を著す。文化を統合体としてとらえ、機能主義の方向を開いた。著「西太平洋の遠...
マルタン‐デュ‐ガール【Roger Martin du Gard】
[1881〜1958]フランスの小説家・劇作家。客観的手法によって、変動する歴史を背景に社会や個人の苦悩を描いた。1937年ノーベル文学賞受賞。小説「チボー家の人々」「ジャン=バロア」、戯曲「ル...
マレービチ【Kazimir Severinovich Malevich】
[1878〜1935]ソ連の画家。シュプレマティスム(絶対主義)を提唱し、幾何学的な形態のみによって画面を構成。作「黒い正方形」「白の中の白」など。マレービッチ。
マーワルディー【al-Māwardī】
[974〜1058]イスラム教シャーフィイー派の法学者・政治理論家。その著「統治論」によって古典的カリフ論を確立した。
みうら‐ばいえん【三浦梅園】
[1723〜1789]江戸中期の思想家。豊後(ぶんご)の人。名は晋。天文・医学・哲学・歴史・宗教・政治・経済など多分野に通じ、独自の認識論と存在論によって宇宙・自然・人間を説明する条理の学を唱え...
みき‐ろふう【三木露風】
[1889〜1964]詩人。兵庫の生まれ。本名、操。相馬御風・野口雨情らと早稲田詩社を結成。詩集「廃園」によって認められ、象徴派詩人として北原白秋とともに一時代を画した。他に「寂しき曙」「白き手...
ミシュレ【Jules Michelet】
[1798〜1874]フランスの歴史家。ロマン主義史学の代表者で、民衆を愛し、フランス革命の精神を擁護。ナポレオン3世によってコレージュ‐ド‐フランス教授の職から追放された。著「フランス史」「フ...
みずしま‐さんいちろう【水島三一郎】
[1899〜1983]化学者。東京の生まれ。東大教授。デバイの双極子理論を実験によって立証。さらに双極子モーメントなどを研究し、分子内回転を中心とする構造化学を確立。文化勲章受章。
みなもと‐の‐としより【源俊頼】
[1055〜1129]平安後期の歌人。経信の子。俊恵(しゅんえ)の父。自由清新な和歌によって高く評価され、保守派の藤原基俊と対立した。金葉集を撰進。家集「散木奇歌集」、歌学書「俊頼髄脳」。