たかばやし‐よういち【高林陽一】
[1931〜2012]映画監督。京都の生まれ。学生時代から8ミリ・16ミリの映画を制作、海外で評価されたのち、国内でも注目される。暗い情念にエロスをにじませた作品が人気を呼ぶ。代表作「すばらしい...
だん‐かずお【檀一雄】
[1912〜1976]小説家。山梨の生まれ。「日本浪漫派」に参加。奔放な生き方を貫き、無頼派と称された。「長恨歌」「真説石川五右衛門」で直木賞受賞。他に「リツ子・その愛」「リツ子・その死」「火宅...
もり‐かずお【森一生】
[1911〜1989]映画監督。愛媛の生まれ。戦前戦後を通じて時代劇を中心に数々の作品を量産し、人気を集めた。やくざ映画や怪談などにも手腕を発揮。代表作「不知火検校(しらぬいけんぎょう)」「薄桜...
やしろ‐せいいち【矢代静一】
[1927〜1998]劇作家。東京の生まれ。文学座に入り、のち劇団NLT結成に参加。浮世絵師三部作「写楽考」「北斎漫画」「淫乱斎英泉」で芸術選奨。他の作品に「壁画」「夜明けに消えた」など。
やまうち‐かずとよ【山内一豊】
[1546〜1605]安土桃山時代の武将。尾張の人。織田信長・豊臣秀吉に仕えたが、関ヶ原の戦いで徳川家康につき、土佐20万石に封ぜられた。信長の馬揃えの際、妻が貯えの金で名馬を買わせたという内助...
やまのうち‐かずとよ【山内一豊】
⇒やまうちかずとよ
やまもと‐いちりき【山本一力】
[1948〜 ]小説家。高知の生まれ。本名、健一。数々の職業を経た後、50歳を目前にして作家生活に入る。巧みな話術を生かした味わい深い時代小説で人気を集める。「あかね空」で直木賞受賞。他に「大川...
やまもと‐けんいち【山本兼一】
[1956〜2014]小説家。京都の生まれ。出版社勤務などを経て作家活動に入る。時代小説「利休にたずねよ」で直木賞受賞。他に「火天(かてん)の城」「千両花嫁 とびきり屋見立て帖」など。
よこみつ‐りいち【横光利一】
[1898〜1947]小説家。福島の生まれ。本名、利一(としかず)。川端康成・片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の中心となった。新心理主義に立ち、昭和初期の代表作家として活躍。作「日輪」...
よしだ‐しゅういち【吉田修一】
[1968〜 ]小説家。長崎の生まれ。法政大学卒業後、アルバイト生活を経て創作の道に入る。「パーク・ライフ」で芥川賞受賞。他に「最後の息子」「熱帯魚」「パレード」など。