たけぞえ‐しんいちろう【竹添進一郎】
[1841〜1917]外交官・漢学者。肥後天草の生まれ。号、井井(せいせい)。明治15年(1882)朝鮮弁理公使。甲申(こうしん)の政変に関与。のち、東大教授。著「左氏会箋(かいせん)」など。
とくだ‐きゅういち【徳田球一】
[1894〜1953]政治家。沖縄の生まれ。大正11年(1922)日本共産党の創立に参加。三・一五事件で検挙され18年間獄中にあり、第二次大戦後出獄して日本共産党を再建し、書記長に就任。昭和21...
とやま‐まさかず【外山正一】
[1848〜1900]教育家・詩人。江戸の生まれ。号、ゝ山(ちゅざん)。英米に留学。東大総長・文部大臣などを歴任。学制の整備、育英事業に貢献。また、共著「新体詩抄」を刊行し、日本の近代詩の先駆を...
なかがわ‐かずまさ【中川一政】
[1893〜1991]洋画家。東京の生まれ。春陽会の創立に参加。躍動感あふれる筆触と独自の詩情で知られる。日本画・随筆・書・陶芸などでも活躍。文化勲章受章。
なかがわ‐よいち【中河与一】
[1897〜1994]小説家。香川の生まれ。川端康成・横光利一らと「文芸時代」を創刊。新感覚派の旗手として活躍。戦時下は民族主義に傾いた。作「天の夕顔」「失楽の庭」など。
なかつか‐いっぺきろう【中塚一碧楼】
[1887〜1946]俳人。岡山の生まれ。本名、直三。河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)の新傾向俳句の中心作家。「海紅」創刊に加わり、のち主宰。句集「はかぐら」「多摩川」など。
ながた‐まさいち【永田雅一】
[1906〜1985]映画製作者。京都の生まれ。昭和22年(1947)大映社長となり、ベネチア国際映画祭で作品賞を受賞した「羅生門」などを製作。また、大映スターズを結成しプロ野球に進出、同28年...
なす‐の‐よいち【那須与一】
鎌倉初期の武将。下野(しもつけ)の人。名は宗高。与市・余市とも。源義経に従い、文治元年(1185)屋島の戦いで、平家の扇の的を弓で射落とした話で有名。生没年未詳。
ねじめ‐しょういち【ねじめ正一】
[1948〜 ]詩人・小説家。東京の生まれ。本姓、禰寝(ねじめ)。民芸店を営む傍ら詩を書き、饒舌(じょうぜつ)な作風とパフォーマンスで現代詩の大衆化に力を尽くした。「高円寺純情商店街」で直木賞を...
ふなはし‐せいいち【舟橋聖一】
[1904〜1976]小説家・劇作家。東京の生まれ。戯曲から出発し、のち行動主義をうたった小説「ダイヴィング」で注目された。第二次大戦後は独自の伝統的、官能的な美の世界を展開。小説「木石」「雪夫...