たかはし‐よしお【高橋義夫】
[1945〜 ]小説家。千葉の生まれ。編集者を経て小説家となる。個性的な時代小説で知られ、「狼奉行(おおかみぶぎょう)」で直木賞受賞。他に「闇の葬列」「秘宝月山丸」「北緯50度に消ゆ」など。
たなか‐こみまさ【田中小実昌】
[1925〜2000]小説家。東京の生まれ。戦後の混乱期に風俗の世界に身を投じ、さまざまな職業を体験する。飄々(ひょうひょう)としたユーモラスなタッチの中に人間の悲しさを描き出した。「浪曲師朝日...
だるま【達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写、菩提(ぼだい)達磨の略》 中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身と伝え、6世紀初め中国に渡り、各地で禅を教えた。嵩山(すうざん)の少林寺で面壁九年の座禅を...
つるみ‐しゅんすけ【鶴見俊輔】
[1922〜2015]評論家・哲学者。東京の生まれ。米国ハーバード大学で学んだのち、昭和21年(1946)、都留重人・丸山真男・姉の鶴見和子らと「思想の科学」を創刊。プラグマティズムや論理実証主...
はせがわ‐しぐれ【長谷川時雨】
[1879〜1941]劇作家・小説家。東京の生まれ。本名、ヤス。三上於菟吉(みかみおときち)の妻。雑誌「女人芸術」を創刊し、女流作家の団結と地位向上に努めた。戯曲「花王丸」「さくら吹雪」など。
ひろせ‐たけお【広瀬武夫】
[1868〜1904]軍人。海軍中佐。大分の生まれ。日露戦争中、旅順港閉鎖にあたり、自沈船の福井丸を指揮し、行方不明の杉野孫七兵曹長を退避の最後まで捜すうち、ボート上で被弾戦死。軍神とうたわれた。
ほりべ‐やへえ【堀部弥兵衛】
[1627〜1703]赤穂義士の一人。名は金丸。娘婿の安兵衛とともに吉良邸の討ち入りに参加。
よこせ‐やう【横瀬夜雨】
[1878〜1934]詩人。茨城の生まれ。本名、虎寿。別号、利根丸・宝湖。河井酔茗・伊良子清白とともに文庫派の代表的詩人。恋愛叙情詩や地方色豊かな作品で知られた。詩集「夕月」「花守」「二十八宿」など。
ロイド【Harold Lloyd】
[1893〜1971]米国の喜劇映画俳優。主にサイレント映画期、丸眼鏡をトレードマークにスラップスティックコメディーで活躍。キートン・チャップリンと並ぶ三大喜劇王の一人。出演作「要心無用」「ロイ...
わたなべ‐の‐つな【渡辺綱】
[953〜1025]平安中期の武士。源頼光の四天王の一人。京の鬼同丸や大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)、羅生門の鬼を退治した伝説がある。