もうしょう‐くん【孟嘗君】
[?〜前279]中国、戦国時代の斉の公族。姓は田、名は文。一芸に秀でた客士数千人をかかえたことで知られ、戦国末の四君の一人に数えられた。秦の昭王に暗殺されかけたとき、狗盗と鶏鳴を得意とする食客に...
もりた‐かんや【森田勘弥/守田勘弥】
《もと森田、11世から守田》森田座(守田座)の座元および歌舞伎俳優。 (12世)[1846〜1897]守田座を新富町に移して新富座と改称、演劇改革に取り組み、歌舞伎の地位向上に貢献。 (13...
モルトケ【Moltke】
(Helmuth Karl Bernhard von 〜)[1800〜1891]プロイセンの軍人。クラウゼビッツの軍事学を研究し、参謀総長として普墺(ふおう)戦争・普仏戦争などに勝利。ドイツ帝...
やすい‐そうたろう【安井曽太郎】
[1888〜1955]洋画家。京都の生まれ。浅井忠に師事。渡仏してピサロ・セザンヌなどの影響を受ける。帰国後、二科会に参加、のち退会して一水会を結成。日本の風土に即しつつ、明るく近代感覚あふれる...
やすい‐どうとん【安井道頓】
[1533〜1615]安土桃山時代の土木家。河内(かわち)の人。豊臣秀吉に仕え、大坂城の築城に従事。のち、東横堀川と木津川とを結ぶ水路(現在の道頓堀川)開通に着手したが、大坂夏の陣で戦死。→道頓堀
やすだ‐ゆきひこ【安田靫彦】
[1884〜1978]日本画家。東京の生まれ。本名、新三郎。小堀鞆音(こぼりともと)に師事し、同門の仲間とともに紫紅会(のち紅児会)を結成、のち日本美術院の再興に参加。歴史画にすぐれた。文化勲章受章。
やまもと‐さつお【山本薩夫】
[1910〜1983]映画監督。鹿児島の生まれ。成瀬巳喜男に師事。社会派として知られる。代表作「真空地帯」「白い巨塔」「戦争と人間」「華麗なる一族」など。
やまもと‐せんじ【山本宣治】
[1889〜1929]生物学者・政治家。京都の生まれ。東大卒。サンガー夫人来日を機に産児制限運動に従事、以後、社会主義運動に近づき、第1回普通選挙で労働農民党から出馬し、当選。治安維持法の改悪に...
らい‐くにゆき【来国行】
鎌倉中期の刀工。来派の事実上の始祖。生没年未詳。
らい‐みきさぶろう【頼三樹三郎】
[1825〜1859]江戸末期の尊攘派の志士。京都の人。山陽の三男。大坂・江戸に遊学、勤王の志を抱き、梁川星巌らと国事に奔走。安政の大獄で捕らえられ、刑死。