エラスムス【Desiderius Erasmus】
[1466ころ〜1536]オランダの人文学者。人文主義的立場から宗教改革の精神に同調したが、ルターの教皇・教会批判には反対した。ギリシャ語新約聖書の印刷校訂本を初めて出版。著「愚神礼讃」「自由意...
ツウィングリ【Ulrich Zwingli】
[1484〜1531]スイスの宗教改革者。エラスムスとルターの影響を受け、チューリヒで宗教改革を展開。その神学と改革運動は人文主義的、政治的傾向が強く、聖餐(せいさん)論でルターと対立した。
フィチーノ【Marsilio Ficino】
[1433〜1499]イタリアの人文主義者。プラトン主義を復興させ、メディチ家の働きかけでプラトンアカデミーを開く。キリスト教神学とプラトン哲学との融合の試みは、ルネサンス期の新プラトン主義隆盛...
フッテン【Ulrich von Hutten】
[1488〜1523]ドイツの人文主義者。カトリック教会の腐敗を批判して、ルターの宗教改革を支持。帝国騎士戦争に加わったが、敗れてスイスに亡命。著「無名氏書簡集」など。
フンボルト【Humboldt】
(Karl Wilhelm von 〜)[1767〜1835]ドイツの政治家・人文主義学者。ベルリン大学創設者の一人。プロイセンの公使としてドイツ統一に寄与。また、シラー・ゲーテなどとも親交を...
ペトラルカ【Francesco Petrarca】
[1304〜1374]イタリアの詩人・人文主義者。ルネサンス期の代表的叙情詩人。恋人ラウラへの愛を歌った詩集「カンツォニエーレ」のほか、ラテン語の叙事詩「アフリカ」など。
ポリツィアーノ【Angelo Poliziano】
[1454〜1494]イタリアの詩人・人文主義者。プラトン哲学者フィチーノの弟子。メディチ家の家庭教師として活躍。晩年は古典籍の評釈などに努めた。詩「騎馬槍試合のスタンツェ」、詩劇「オルフェオ物...
メランヒトン【Philipp Melanchton】
[1497〜1560]ドイツの人文主義者・神学者。ルターの宗教改革運動の最大の協力者として、プロテスタント教義の体系化に寄与。著「神学綱要」「アウクスブルク信仰告白」など。
ロイヒリン【Johannes Reuchlin】
[1455〜1522]ドイツの古典学者・人文主義者。ギリシャ語・ヘブライ語研究に貢献。