たん‐たいぎ【炭太祇】
[1709〜1771]江戸中期の俳人。江戸の人。40歳を過ぎてから京都の大徳寺の僧となり、のち島原遊郭に不夜庵を結び、与謝蕪村(よさぶそん)らと俳諧三昧(ざんまい)の生活を送る。句集「太祇句選」など。
ちょうげつ【澄月】
[1714〜1798]江戸中期の歌僧。備中(びっちゅう)の人。号、垂雲軒・酔夢庵。京都岡崎に住む。寛政期の和歌四天王の一人。著「垂雲和歌集」「澄月法師千首」など。
ちょう‐さく【張鷟】
中国、唐代の文人。深州陸沢(河北省)の人。字(あざな)は文成。号は浮休子。名文家としての名は日本にまで知られていた。著「遊仙窟(ゆうせんくつ)」「朝野僉載(ちょうやせんさい)」など。生没年未詳。
ちん‐すごう【陳子昂】
[661〜702]中国、初唐の詩人。射洪(しゃこう)(四川省)の人。字(あざな)は伯玉。則天武后に認められ、右拾遺に任ぜられたが、官を辞してのち、誣告(ぶこく)にあって獄死。詩では漢魏への復古を...
つむり‐の‐ひかる【頭光】
[1754〜1796]江戸後期の狂歌師。江戸の人。本名、岸宇右衛門。別号、桑楊庵(そうようあん)・2世巴人亭。江戸日本橋亀井町の町代で、蜀山人に師事。狂歌四天王の一人。
てい‐じょしょう【丁汝昌】
[?〜1895]中国、清末の軍人。安徽(あんき)省の人。字(あざな)は禹廷(うてい)。北洋艦隊の提督となったが、日清戦争に黄海の海戦で大敗。威海衛に封鎖されて降伏、自決した。
ディオクレチアヌス【Gaius Aurelius Valerius Diocletianus】
[245ころ〜313]ローマ皇帝。在位284〜305。ローマ帝国を東西に分け、二人の正帝と二人の副帝により治める四分統治制を始め、マクシミアヌスを西の正帝に、自らは東の正帝となった。キリスト教迫...
ディミトロフ【Georgi Dimitrov Mikhaylov】
[1882〜1949]ブルガリアの政治家。1933年、ドイツ国会議事堂放火事件でナチスに逮捕されたが釈放。コミンテルンの書記長として、1935年の第7回大会で反ファシズム人民戦線戦術について報告...
とよたけ‐わかたゆう【豊竹若太夫】
義太夫節の太夫。 (初世)[1681〜1764]大坂の人。通称、河内屋勘右衛門。初世竹本義太夫の門人。元禄16年(1703)豊竹若太夫を名のり、竹本座に対抗して豊竹座を創設。のち、上野少掾・越...
ないとう‐じょうそう【内藤丈草】
[1662〜1704]江戸前期の俳人。蕉門十哲の一人。通称、林右衛門。別号、懶窩(らんか)・仏幻庵など。尾張犬山藩士。出家して京にのぼり、芭蕉に師事。句風は軽妙洒脱。著「寝ころび草」など。