はん‐しょう【班昭】
中国、後漢の文人。扶風安陵(陝西(せんせい)省)の人。班固・班超の妹。曹世叔に嫁したが、夫の死後、和帝の詔により、兄の「漢書」編纂を引き継いで八表と天文志を完成した。「女誡」7編、「東征賦」を著...
ひがしくぜ‐みちとみ【東久世通禧】
[1834〜1912]幕末の公卿。七卿落ちの一人。京都の人。号、竹亭など。尊王攘夷(じょうい)派として活躍。明治新政府の外交にあたり、のち元老院議官・枢密院副議長などを歴任。
ひろせ‐きょくそう【広瀬旭荘】
[1807〜1863]江戸末期の儒学者・漢詩人。豊後(ぶんご)の人。名は謙。淡窓の弟。兄を継いで咸宜園(かんぎえん)を経営。著「梅墩(ばいとん)詩鈔」。
びとう‐にしゅう【尾藤二洲】
[1747〜1814]江戸後期の儒学者。伊予の人。名は孝肇(たかもと)。字(あざな)は志尹。古文辞学・朱子学を学び、寛政異学の禁に参画。昌平坂学問所教官。寛政の三助の一人。著「素餐録」「正学指掌...
ふう‐ぼうりゅう【馮夢竜】
[1574〜1645]中国、明末の文人。呉県(江蘇省)の人。字(あざな)は猶竜(ゆうりゅう)また耳猶(じゆう)。号は墨憨子(ぼくかんし)など。短編小説集「三言」、笑話集「笑府」などの編者。ひゅう...
ふ‐さくぎ【傅作義】
[1893〜1974]中国の軍人。山西省の人。閻錫山(えんしゃくざん)に従って北伐に参加。1931年以降、綏遠(すいえん)省政府首席として日本軍に抵抗。49年、北京の平和解放に協力し、以後は新政...
ふじたに‐なりあきら【富士谷成章】
[1738〜1779]江戸中期の国学者・歌人。京都の人。皆川淇園(みながわきえん)の弟。号、層城・北辺(きたのべ)。活用の研究・品詞分類などに業績を残す。著「挿頭抄(かざししょう)」「脚結抄(あ...
ふじたに‐みつえ【富士谷御杖】
[1768〜1824]江戸後期の国学者・歌人。京都の人。成章(なりあきら)の長男。名は成寿・成元、のち御杖。号、北辺(きたのべ)。「てにをは」を研究。古事記神話の解釈に新説をたてた。著「古事記灯...
ふじわら‐の‐かねすけ【藤原兼輔】
[877〜933]平安前期の歌人。三十六歌仙の一人。邸宅が賀茂川の堤近くにあったので、堤中納言と称された。家集に「兼輔集」がある。
ふじわら‐の‐これただ【藤原伊尹】
[924〜972]平安中期の公卿・歌人。名は「これまさ」とも。師輔(もろすけ)の長男。「後撰和歌集」撰者の一人。和歌所別当となり、参議・右大臣を歴任。のち摂政となり、一条摂政と称された。諡号(し...