さかもと‐かじま【坂本嘉治馬】
[1866〜1938]出版実業家。高知の生まれ。小野梓(おのあずさ)に師事し、明治19年(1886)東京神田に冨山房を創立。辞典・学術書・教科書などを刊行した。
ささき‐たかうじ【佐々木高氏】
[1306〜1373]南北朝時代の武将。京極氏の出。法名、導誉。足利尊氏に従い、室町幕府創立に参与。近江(おうみ)・出雲・上総(かずさ)などの守護。和歌・連歌をよくし、立て花・猿楽など芸能の保護...
ささき‐たかつな【佐々木高綱】
[?〜1214]鎌倉初期の武将。源頼朝の家臣。宇治川の合戦で名馬生唼(いけずき)に乗り梶原景季(かじわらかげすえ)と先陣を争って名をあげた。のち、賞の薄いのを恨み出家。
サッケッティ【Franco Sacchetti】
[1330ころ〜1400ころ]イタリアの詩人・小説家。貴族の出身で、フィレンツェ市政に参与。短編集「三百話」で当時の社会を描いた。
さつま‐の‐かみ【薩摩守】
1 薩摩国の長官。特に、平忠度(たいらのただのり)をさすことが多い。 2 《「薩摩守忠度(ただのり)」を「ただ乗り」にもじって》乗り物に無賃で乗ること。また、その人。ただのり。「—を決め込む...
さとう‐いっさい【佐藤一斎】
[1772〜1859]江戸後期の儒学者。江戸の人。名は坦。中井竹山・林述斎に学び、林家の塾長、昌平坂学問所教授を歴任。門人から渡辺崋山・佐久間象山・中村正直らを出した。著「言志録」など。
さの‐しんいち【佐野真一】
[1947〜2022]ノンフィクション作家。東京の生まれ。民俗学者宮本常一と渋沢敬三の交流を描いた「旅する巨人」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他に、新聞の三行広告を題材にした「紙の中の黙示録...
サラディン【Saladin】
[1138〜1193]エジプトのアイユーブ朝の創始者。クルド族出身。在位1169〜1193。十字軍との戦いでエルサレムを奪回。英明寛容な君主としてヨーロッパでもたたえられた。サラーフ=アッディー...
しではら‐きじゅうろう【幣原喜重郎】
[1872〜1951]外交官・政治家。大阪の生まれ。ワシントン会議に全権委員として出席。四度外相を務め、対英米協調外交を推進した。第二次大戦後、東久邇内閣のあとを受けて組閣し、新憲法草案作成に尽...
じく‐ほうご【竺法護】
[231〜308?]中国、西晋時代の僧。月氏の出身。西域諸国を巡遊して経典を収集し、般若(はんにゃ)思想の仏典を中心に漢訳。月氏菩薩(げっしぼさつ)。敦煌菩薩(とんこうぼさつ)。