ほんだ‐せいろく【本多静六】
[1866〜1952]林学者。埼玉の生まれ。東大教授。日本最初の林学博士。国立公園設立に尽力した。著「本多造林学」。
ボーブナルグ【Luc de Clapiers Vauvenargues】
[1715〜1747]フランスのモラリスト。生涯不遇であったが、独自の楽天主義の立場に立ち、人間の高貴な情熱と行動力を強調した。著「省察と箴言」など。
ボールドウィン【Stanley Baldwin】
[1867〜1947]英国の政治家。保守党の指導者。1923年から1937年まで三度首相を務め、社会・経済政策に尽力。
まえだ‐つなのり【前田綱紀】
[1643〜1724]江戸前期の大名。加賀藩第5代藩主。幼名、犬千代。藩政改革に尽力。また、学を好み、木下順庵を招き、図書の収集・保存・編纂(へんさん)にも努めて尊経閣文庫の基礎を築いた。
まきの‐とみたろう【牧野富太郎】
[1862〜1957]植物分類学者。高知の生まれ。小学校中退、独学で植物学を研究。日本各地の植物を採集して歩き、多数の新種を発見・命名。すぐれた植物図を描き、植物採集会を指導するなど知識の普及に...
まつざき‐こうどう【松崎慊堂】
[1771〜1844]江戸後期の儒学者。肥後の人。名は密・復。字(あざな)は明復。別号、益城。江戸に出て林述斎に朱子学を学び、のち、遠江(とおとうみ)掛川藩の教授。蛮社の獄では門弟渡辺崋山の赦免...
まつだいら‐かたもり【松平容保】
[1836〜1893]幕末の会津藩主。京都守護職となって公武合体に尽力し、尊攘急進派の長州藩を一掃したが、鳥羽伏見の戦いに敗れて江戸へ逃れた。会津戦争で討幕軍に抗戦したが降伏、のち許されて日光東...
まつだいら‐はるさと【松平治郷】
[1751〜1818]江戸後期の大名。出雲(いずも)松江藩主。号、不昧(ふまい)。藩政の改革に尽力。また、茶人として石州流不昧派を興した。著「贅言(むだごと)」など。
まつだいら‐よしなが【松平慶永】
[1828〜1890]幕末の大名。越前福井藩主。号、春岳。日米修好通商条約の締結では勅許を得ることを主張、将軍継嗣問題では一橋慶喜を推したため大老井伊直弼と対立、隠居・謹慎を命ぜられた。井伊暗殺...
まつなが‐やすざえもん【松永安左衛門】
[1875〜1971]実業家。長崎の生まれ。九州水力電気・東部電力を創業。第二次大戦後、電力事業の地域ブロック別民営化などに活躍し、「電力の鬼」と称された。茶人としても知られる。